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p.74 抽出テキスト

あるいは病状の安定の確認まで採血を繰り返し行う. 9)継続・離脱

数時間の施行で状態が改善すれば,適時食事摂取を許可する.離脱は病状に合わせ臨機応変に行うが,NPPVの離脱時間を増やすon-off 法でよい.

6 おわりに

NPPV は,COPD の増悪においては侵襲的でないのみでなく挿管回避に加え死亡率を減少することが可能となる“有益な呼吸管理法”であるので,呼吸器救急を担う中核病院においては早急にNPPV を施行できる体制を整える必要があろう24).COPD の増悪における治療のフローチャートを図2 に示すが25),挿管人工呼吸管理を導入しても,離脱困難時や気管切開を回避するためにNPPV を行うことが試みられている.NPPV を成功させ

るのに,適切な症例を選択し,適切な時期に導入するのに加え,関与する医療スタッフがNPPV に習熟することが不可欠である.NPPV は慣れるまではうまく使いこなせず面倒に感じることも多いが,スタッフ全員に共通のノウハウが身につけば比較的容易に導入することが可能である.

文献1)Global Strategy for Diagnosis, Management, and Prevention of COPD. Updated February 2013. Evidencebased guidelines for COPD diagnosis, management, and prevention, with citations from the scientific literature. http://www.goldcopd.org/ 2)近藤康博,谷口博之,谷澤 誠,ほか:慢性呼吸不全の急性増悪における非侵襲的陽圧換気の有効性と限界.日

患者の評価動脈血ガス分析O2 投与開始(経鼻カニューラ~6 L/分)

低酸素血症? PaO2<60mmHg

SpO2<90%

低酸素血症? PaO2<60mmHg

SpO2<90%

高二酸化炭素血症? PaCO2>45mmHg

高二酸化炭素血症? PaCO2>45mmHg

酸素療法の変更なしリザーバー付き非再呼吸性マスク

あるいはインスピロンネブライザー

1~2時間以内に動脈血ガス再検

酸素療法を継続し, SaO2を90%に保つ

酸素療法を継続し, SaO2を90%に保つ2時間以内に動脈血ガス再検

pH<7.35? (PaO2は>60mmHg)

pH<7.35? (PaO2は>60mmHg)

酸素療法の変更なしYes Yes

Yes Yes

Yes

*:重症の呼吸不全時には,ここから開始してよい

機械換気を検討(NPPV あるいは挿管・人工呼吸), SaO2 を90%に保つ

No

No

No

No No

No

*

Yes

図2 COPD の増悪における治療のフローチャート

(文献25 より引用改変)