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p.42 抽出テキスト

NPPV は導入することが可能であれば,ある程度の目的は達したことになり,導入することがNPPV 成功の第一歩となる.導入時に患者の反応,覚醒時,睡眠時の使用状況,口漏れの有無などをチェックし,対策を立て,十分に対処しておくことが,その後の継続,効果に関連する.

原則として,低酸素血症のみの場合にはCPAP が目的となり,高二酸化炭素血症を伴う場合には換気量の増加あるいは維持のためにbilevel PAP が必要となる.CSRではCPAP あるいはASV が使用される.

1 NPPV の効果に関連する因子

NPPV の導入の際に,挿管しないために,上気道の生理学的変化について注意を払う必要があり,効果に影響する因子を図1 に示す.効果が不十分な場合には,これらの点について検討することになる. a.患者の協力

患者の協力が前提であり,NPPV の必要性,効果の事前の説明が重要である.マスクの装着,陽圧呼吸は非生理的であるため,最初は不快感が強いことが多い.患者

には誰でも最初は不快であるが,次第に慣れると説明し,一般的には数分間行い,休んでは装着時間を長くする.睡眠呼吸障害がある場合には,NPPV の導入とともに入眠する場合もある.急性期の使用では短時間で装着する必要があり,我慢してもらえなければ挿管することもあると説明し,協力が得られなければ,鎮静薬の使用を検討することになる.

慢性呼吸不全の場合には,外来段階で,高二酸化炭素血症が次第に悪化しつつあればマスクを使用した人工呼吸を行う可能性があることを予備知識として話しておく.また,現在のところ必ずしも必要でないが,将来的には使用の可能性が高い場合には,たとえうまくいかなくても実際に試してセッティングなどを確認しておくと,増悪時などには装着しやすい.口漏れが起こるかどうか確認しておくと,NPPV が必要時に使用するマスクなどがわかっているので,時間の節約になると思われる. b.加湿器の使用

NPPV は,機構的に一方向流量のため,また口呼吸の場合には鼻呼吸に比べ加湿の効率が低下し,漏れの代償

総 論

効果に関連する因子とトラブルの対処

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1 マスク漏れ intentional leak unintentional leak装着感死腔2 鼻抵抗3 口漏れ4 食道・胃への漏れ(腹部膨満) 5 覚醒・睡眠時の上気道の開存性6 呼吸器系のインピーダンス気道抵抗,肺の圧量関係の異常7 患者と人工呼吸器との同調6

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図1 NPPV の効果に影響する因子