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束性障害患者では,slow rise として,結果的に患者の吸気感覚の改善とともに,吸気時間も調節できる. 5 マスクの選択(図2) a.マスクの選択 本療法のアドヒアランスに重大な影響があり,その種類や適応を熟知する必要がある.まず長期装着を考慮すると,痰の喀出,会話が可能,などの理由から鼻マスク,あるいは鼻孔マスクが選択される. 鼻口を覆う鼻口マスクは,開口が強いケース以外は閉塞感が強いことや食道への気体の流入が起こりやすい(結果的に胃の拡張や腹部膨満)ため通常は適用されない(表3).16 例(男性11 例)の拘束性あるいは閉塞性障害があって夜間肺胞低換気が確認されている患者に対し,鼻マスクと鼻口マスクをランダムに装着させて比較した研究では,後者のほうが睡眠の質が悪く,睡眠時間・経皮SpO2 およびPaCO2 では差が認められなかった19). a b c d 図2 NPPV に使用する種々のマスク(急性期用〜慢性期用) a:ネーザルピローマスクswift FX(Resmed) b:鼻マスク(左:Resmed,右:Respironics) c:b を裏からみた写真d:鼻口マスク(左:Mirage Quatro[Resmed],中央・右:フィットライフ[Respironics]) 主に慢性期使用:鼻マスク,鼻孔マスク(ネーザルピローマスク)主に急性期使用:鼻口マスク,トータルフェイスマスク