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ある場合,特異度が高いと考えられる834, 835)(図36B).また左脚ブロック型・下方軸のPVC/VT については,I 誘導のQRS 幅≧120 ms,QRS のノッチ,そして移行帯がV5あるいはV6,が特発性VT ではなくARVC を強く示唆する所見とされている834, 835).加算平均心電図では心室遅延電位を高率に認める.ただしこれらの所見は総じてARVCに特異的ではなくARVC 以外でも認められるため,注意が必要である.また心室ペーシング下では当然ながらPVC/VT 波形以外の上記所見はすべて判定不能となる. 4.5 負荷試験 一般にARVC における心室不整脈はいわゆる交感神経活性亢進で出現,増悪することから,運動負荷試験およびイソプロテレノール負荷試験の有用性が報告されている836-838).運動負荷試験では,症候性ARVC,および無症候のARVC 病的バリアント保持者において,イプシロン波やPVC が多く出現していた839).またイソプロテレノール持続投与ではARVC 患者において91% と高率に特徴的な心室不整脈が誘発され,また運動負荷試験と比べても有意 図35 ARVC の病理所見左:移植心の肉眼所見(両心室横断面)右室を主体に線維化がみられ,肉柱も菲薄化している.心外膜から脂肪変性も顕著で,左室側にも病変が及んでいる(LV:左室,RV:右室).右:心内膜心筋生検組織所見マッソン・トリクローム染色.心筋細胞間に線維化(青染色部分)を認め,間質に脂肪組織をともない心内膜の肥厚もみられる.Bar =50 μm 図36 ARVC で記録される心電図A:洞調律.イプシロン波(黒矢印)と陰性T 波( *)を認める.B:VT.左脚ブロック型,上方軸を呈している. I II III aVR aVL aVF V1 V2 V3 V4 V5 V6 A V1 V2 V3 V4 V5 V6 I II III aVR aVL aVF B