p.83 抽出テキスト
推奨表19 小児IE における抗菌薬の推奨とエビデンスレベル 原因菌抗菌薬ペニシリンアレルギーの 場合投与期間(培養陰性確認後の期間)推奨クラスエビデンス レベル レンサ球菌(ペニシリン感性)ペニシリンGまたはアンピシリンまたはセフトリアキソンバンコマイシン4週間人工材料挿入後は6週間 I B人工材料挿入後はゲンタマイシンを併用 ゲンタマイシン併用は2週間レンサ球菌(ペニシリン非感性)上記に+ゲンタマイシン 腸球菌アンピシリンまたはバンコマイシン上記に+ゲンタマイシンバンコマイシン4~6週間(人工材料挿入後は長く) I Cブドウ球菌(メチシリン感性)セファゾリンゲンタマイシン併用を考慮バンコマイシン4~6週間(人工材料挿入後は長く)ゲンタマイシン併用は2週間IIa C ブドウ球菌(メチシリン耐性)バンコマイシンまたはテイコプラニン上記にゲンタマイシン併用を考慮またはダプトマイシン6週間人工材料挿入後は6~8週間 I Bゲンタマイシン併用は2週間6~8週間 HACEKグループ第三世代セフェムまたはアンピシリン+ゲンタマイシン4週間I C HACEKグループ以外のグラム陰性桿菌原則的には感受性に従って,またはピペラシリン・タゾバクタムまたは広域セフェム+ゲンタマイシン(セフェピム,セフォタキシム,セフタ ジジム,セフトリアキソン) 6週間IIb C 血液培養陰性例(術後,医療関連)バンコマイシンゲンタマイシン併用を考慮6週間ゲンタマイシン併用は2週間IIb C血液培養陰性例(市中感染)アンピシリン・スルバクタム+ゲンタマイシン4~6週間ゲンタマイシン併用は2週間IIb C 真菌アムホテリシンBリポソーム製剤8週間I Cアンピシリン50 mg/kg 1日4~6回ゲンタマイシン1~2.5 mg/kg 1日3回アンピシリン・スルバクタム * 50 mg/kg 1日4~6回セファゾリン25 mg/kg 1日4回セフェピム * 50 mg/kg 1日3回セフォタキシム50 mg/kg 1日4回セフタジジム50 mg/kg 1日3回セフトリアキソン * 50 mg/kg 1日2回ピペラシリン・タゾバクタム * 112.5 mg/kg 1日3回ダプトマイシン 6 mg/kg 1日1回(MRSAの場合6~10 mg/kg 1日1回) 保険収載上,成人では右心系のIEに適応,小児ではIE の適応なしテイコプラニン * 10 mg/kgを12時間ごと3回 以降10 mg/kg 1日1回,新生児は初回16 mg/kg以降8 mg/kg/日 30分以上かけて点滴静注バンコマイシン15~20 mg/kg 1日4回(13歳未満) 1時間かけて点滴静注ペニシリンG 50万単位/kg 1日4~6回アムホテリシンBリポソーム製剤 * 2.5~5 mg/kg 1日1回 *保険収載上,成人・小児ともにIEの適応なしゲンタマイシン,バンコマイシン,テイコプラニンは治療薬物モニタリングに基づいて投与計画を立てることを推奨原則として成人量を超えない.ただし,臨床的に必要と判断された場合に分布容積などを勘案して成人量を超える投与を行う場合にはこの限りではないIE:感染性心内膜炎