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p.26 抽出テキスト

2 検査と臨床的確率(推奨表4)

推奨表4 VTE の検査と臨床的確率に関する推奨とエビデンスレベル

推奨クラスエビデンス

レベル

急性PTE が疑われた患者に対し,検査前臨床的確率を評価する. I C急性PTE が疑われた患者に対し,検査前臨床的確率が低い,あるいは中等度の患者において,D ダイマーが陰性であれば画像診断を行うことなくPTE を否定する. I A急性DVT が疑われた患者に対し,検査前臨床的確率を評価する. I C

DVT が疑われた患者に対し,検査前臨床的確率が低い場合(Wells スコア0~2点など)の場合はD ダイマーによる除外診断を行う

*. I B DVT が疑われた患者に対し,検査前臨床的確率が低くDダイマーが陰性の場合は,画像診断をせずに経過観察とする. I B DVT が疑われた患者に対し,検査前臨床的確率が低いがD ダイマーが陽性の場合は,画像による確定診断を行う. I B DVT が疑われた患者に対し,検査前臨床的確率が高い場合は画像による確定診断を行う. I B

表6症候性急性PTE の症状・所見

症状長谷川ら 137)

(人,%)肺塞栓症研究会 131)

(人,%) PREFER in VTE134)

(人,%) EMPEROR 135)

(人,%) PISA-PED 136)

(人,%)

人数224 456 1399 1880 *1 202 *2呼吸困難171(76) 371/445(83) 1058(76) 942(50) *3 160(84)胸痛107(48) 144/444(32) 637(46)該当項目なし*4該当項目なし*5めまい記載なし記載なし記載なし230(12)失神43(19) 92/444(21) 114(8.1) 103(5.5) 53(26)発熱50(22) 32/441(7.3) 109(7.8) 182(9.7) 14(6.9)咳嗽35(16) 46/443(10) 235(17) 430(23) *6 22(11)冷汗19(8.5) 96/446(22)記載なし220(12)記載なし血痰記載なし16/443(3.6) 48(3.4) 143(7.6) 19(9.4)動悸記載なし93/443(21) 110(7.9)記載なし36(18)精神状態の変化記載なし記載なし記載なし90(4.8)記載なし頻脈95(43)記載なし233(17)記載なし48(24)頻呼吸55(25)記載なし226(16) 309(16) *7記載なしチアノーゼ22(10)記載なし31(2.2)記載なし33(16) IIp音亢進36(16)記載なし記載なし記載なし記載なし呼吸雑音40(18) *8記載なし記載なし158(8.4) *9 8(4.0) *10

37(18) *11

心原性ショックまたは収縮期圧90 mmHg未満74(33)記載なし21(1.5) 58(3.1) 6(3.0) *1確定診断されたPTEのみ対象, *2症候性例のみを対象, *3安静時呼吸困難,

*4胸痛症状をより詳細に4つに分類されている.各胸痛の内訳は,胸膜痛740人(39%),胸骨下痛285人(15%),心窩部痛202人(11%),狭心痛74人(3.9%),

*5胸痛症状をより詳細に2つに分類されている.各胸痛の内訳は胸膜痛89人(44%),胸骨下痛33人(16%),

*6血痰を伴わない咳, *7呼吸窮迫(respiratory distress)を頻呼吸とした,

*8-11呼吸雑音はそれぞれ名称が異なり,

*8肺ラ音, *9Rales, *10Wheeze, *11Cracklesと記載されている.

(Sakuma M, et al. 2005 131),Cohen AT, et al. 2017 134),Pollack CV, et al. 2011 135),Miniati M, et al. 1999 136),長谷川浩一ら.1993 137)を参考に作表)