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第13章 患者さんに向けた情報

1 静脈血栓塞栓症

静脈血栓塞栓症とはどのような病気ですか.

静脈血栓塞栓症とは,深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症を合わせた疾患のよび方です.深部静脈血栓症は,ふくらはぎや太ももの深い静脈内に血栓ができることをいいます.肺血栓塞栓症は,深部静脈の血栓が血流にのって移動し,心臓を経由して肺の動脈を詰まらせてしまうことです.肺の動脈の詰まる程度に応じて軽い呼吸苦や胸痛,ひどい場合は突然死の原因となります.症状が起きてからでは十分な治療ができないこともあるため,予防が大切です.肺血栓塞栓症の原因は深部静脈血栓症なので,一つの疾患として静脈血栓塞栓症とよびます.

手術を受けるときに静脈血栓塞栓症の予防は必要ですか.

予防は大きく分けて,下肢を物理的に圧迫して深部静脈の血流を増やして血栓の形成を予防する理学的予防法と,血が固まりにくくなる薬(抗凝固薬)を用いて血栓の形成を防ぐ薬物予防法があります.抗凝固薬は出血する危険性が高くなります.物理的予防法は下肢を圧迫するために皮膚の発赤や潰瘍などの合併症がありますが,出血の危険性はありません.

静脈血栓塞栓症は全身麻酔で行う大きな手術のときに起こりやすいのですが,その起こりやすさは病気の種類や手術術式によって変わります.静脈血栓塞栓症を以前に発症したことがある場合は,手術を契機として再度起こる危険性がきわめて高いため,積極的に予防する必要が

Q1

Q2

4.4 PAHと診断された患者においてリスク評価で低リスクが達成されない場合に,治療方針について多診療科・多職種チー ム(MDT)のメンバーでカンファレンスを行った患者の割合

4.5 PAHと診断され中高~高リスクまたは高リスク患者における肺移植の評価が行われる患者の割合(年齢,併存疾患による 評価にもとづく肺移植の適応があり,併用療法が確立されている患者を母数とする)

4.6 PAHと診断された患者のうち低リスクではない患者に対して少なくとも12ヵ月に1度,定期的な血行動態評価の実施を 検討している患者の割合

セカンダリー4 PAHと診断された患者のうち少なくとも6ヵ月に1度,有効なツールを用いてQOLを評価した患者の割合

5 アウトカム

5.1 PAHの診断確定(カテーテル検査実施日)からPAH治療を開始するまでの期間(日数の中央値)

5.2 PH診療施設に紹介を受けて(紹介連絡日)からPAH治療を開始するまでの期間(日数の中央値)

(Tamura Y, et al, 2024 1351)より抜粋) ©Tamura Y, et al, 2024. CC BY 4.0