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p.29 抽出テキスト

表8 心臓移植の適応判定に必要な臨床検査

臨床検査解釈/ 移植申請にあたって考慮すべき事項

免疫学的適合性血液型HLA抗HLA 抗体(パネル試験)(PRA) 10% 以上の場合や輸血施行後は定期的な評価が必要.心機能・身体機能評価 / 心不全の原因検索12 誘導心電図検査ペースメーカ植込み術後の症例では,移植申請時にペーシングオフ時もしくはペーシング前の12 誘導心電図記録も必要.ホルター心電図検査心臓超音波検査移植申請時には経時的な所見の変化の記載が必要.心肺運動負荷試験(CPX) peak · VO2 < 14 mL/kg /分,%peak · VO2 < 50%,VE/VCO2 slope > 35 などが予後不良の所見.CPX 施行困難時は6 分間歩行距離< 300 m も参考にする.右心カテーテル検査肺血管抵抗が血管拡張薬を使用しても 6 Wood 単位以上の場合は除外.冠動脈造影検査冠動脈造影は冠動脈CT で代用できることもある.心筋生検明らかな虚血性心筋症を除いて必須.心臓MRI 検査(遅延造影による評価を含む)心筋症の鑑別診断,虚血性心筋症における心筋生存能評価に有用.核医学検査 (201TlCl,123I-MIBG,

99mTC-PYPなど)虚血領域の評価,心不全の予後評価,二次性心筋症の鑑別に有用. 18F-FDG PET 検査(必要に応じて)虚血性心筋症における心筋生存能評価, 心筋炎や心臓サルコイドーシスの診断に有用.一部の二次性心筋症の診断に有用な血液マーカー(必要に応じて)リゾチーム,ACE 活性,可溶性IL-2 受容体,血清M 蛋白,α-ガラクトシダーゼ活性など.他臓器評価,併存疾患の評価一般血液・生化学検査アミオダロン内服中はKL-6 と甲状腺機能(fT3,fT4,TSH)も必要.尿検査eGFR もしくはCCr肺機能検査DLco も必要.肺機能検査が困難な場合は血液ガスで代用する.胸部X線・胸部CT腹部超音波頚動脈超音波(必要に応じて) ICM 症例では必要.頭部CT もしくはMRI足関節上腕血圧比(必要に応じて) ICM 症例では必要.便潜血2 回以上陰性を確認する.上部・下部消化管内視鏡血行動態不安定で施行困難の場合には腫瘍マーカーの測定と腹部CT などを考慮する.泌尿器科的検査男性で50 歳以上はPSA が必須.婦人科評価・細胞診(女性)歯科口腔外科的評価眼科評価(糖尿病患者の場合)精神心理学的評価神経学的評価(必要に応じて)

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