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p.15 抽出テキスト

待機期間は2022 年の段階で約5 年となっており14),今後も移植待機期間の長期化の傾向は続くと予想される.

日本の臓器提供では,メディカルコンサルタント制度の効果もあって,ドナー候補者からの心臓提供率が高いとされており,少ない臓器提供数のなかで,少しでも多くの心臓移植を実施しようとする努力がなされている.加えて,昨今はアロケーション(臓器分配)システムの再考が検討されており,優れた成績を上げている日本の心臓移植は,さらなる普及と発展に向けて進んでいる. 2 倫理的側面

2.1 生体移植と死体移植

移植に用いられる臓器の提供元が生体か死体であるかは倫理的にも法律的にも大きな違いが存在する.生体から臓器の提供を受ける場合,提供者が死亡したときには殺人・

図2 日本における心臓移植実施数(成人および小児)の年次推移(一般社団法人 日本心臓移植学会.心臓移植レジストリ報告.2023 14)より)

120 100

80 60

40 20

0 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 (年)

改正後改正前(2023.12.31 現在) 115 79

59 54

84 55 56 51 44 37 37

28 31 20

6

3 11 10 10 7 5 0 5 6 3 3

移植実施数

図3 日本および世界の心臓移植後の累積生存率(一般社団法人 日本心臓移植学会.心臓移植レジストリ報告.2023 14)より)

100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 0

704 1 2 3 4 5

346 6 7 8 9 10

132 11 12 13 14 15

39 16

15 年39.2%

移植後経過年数

累積生存率国内心臓移植(1999 年2 月~2022 年12 月,N=704)

国際心肺移植学会(ISHLT)統計(1992 年1 月~2017 年6 月,N=114,783)

No at risk (国内移植) 5 年92.7% 10 年88.7% 15 年79.6%

5 年72.2% 10 年56.5%

(%)