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p.22 抽出テキスト

2 学校生活管理指導表

心疾患および腎疾患用の学校生活管理指導表は,2017・2018(平成29・30)年の学習指導要領の改訂に伴い,2020 (令和2)年に改訂された(表8~11) 24, 25).おもな改訂点は,運動に関する用語の変更である.

表10 24)は管理指導表の裏面で,管理指導表記載にあたっての指導区分・運動部活動・その他の学校行事への参加の考え方,運動強度の定義などが示されている.また,今後の5歳時検診の施行も想定し,本フォーカスアップデート版では幼稚園用の生活管理指導表も呈示する(表11)

26).

3 学校における心肺蘇生の現状

バイスタンダー心肺蘇生(CPR)/自動体外式除細動器(AED)における傷病者の性差

院外心停止(OHCA)傷病者が女性の場合,自動体外式除細動器(AED)使用のために公共の場で肌を露出したりすることに躊躇する事例がこれまでも指摘されてきた.

学校環境において非外傷性のOHCAを経験した232人の児童生徒[年齢:14.5±2.9歳,男子:175人(75.4%)]を対象とした全コホートの多変量解析27)では,女子57人中48人(84.2%)および男子175人中151人(86.3%)がバイスタンダーから心肺蘇生(CPR)を受けた[調整後オッズ

比(OR)0.81,95%CI 0.30-2.22].このうち,女子は男子と比較して,公共アクセス除細動(PAD)の適用を受けるオッズが有意に低いことと関連していた[PADの適用を受けた女子: 57人中36人(63.2%)vs 男子175人中141人(80.6%); 調整後OR 0.44,95%CI 0.20-0.97(P = 0.04)].

また,高校あるいは専門学校でOHCAを経験した学生のサブグループ解析では,女子は男子と比較してPADの適用を受けるオッズが有意に低いことと関連していた[女子18人中10人(55.6%)vs 男子101人中84人(83.2%); 調整後OR 0.26,95%CI 0.08-0.87(P = 0.03)].

このことは児童生徒に限らない28).バイスタンダーが目撃した心原性OHCAの354,409例(年齢中央値78歳,女性136,520人,38.5%)の解析では,PADを受けた割合は女性よりも男性のほうが有意に高かった(3.2% vs 1.5%; P < 0.001) (図5)

28).年齢で層別化すると,バイスタンダーによ

る病院前の救命介入および神経学的転帰において,年齢および性別による差が認められた(図6)

28).若年女性では,

男性に比べてPADやバイスタンダーによるCPRを受けた割合が低かったが,若年男性と比較すると,神経学的転帰が良好であった(調整後OR 1.19,95%CI 1.08-1.31).さらに,家族以外のバイスタンダーが目撃したOHCAのうち,若い女性では,PAD(調整後OR 3.51,95%CI 2.34-5.27)またはバイスタンダーCPR(調整後OR 1.62,95%CI 1.20-2.22)を受けたことが良好な神経学的転帰と関連していた.

傷病者が女性であっても適切なCPR/AEDが行われるように,バイスタンダーが躊躇しないための適切な指導(服をすべて脱がさなくともパッドの装着は可能で,AEDは使用できることなど)が重要であろう(推奨クラスIb,エビデンスレベルC).

5.QT短縮(注釈25)

抽出区分コードNo.所見内容

A 9-7-6 Bazett補正したうえで,QTc値で0.32秒以下注釈25QT短縮の基準としては意見の相違があり,世界的に一致した基準はない.接線法で測定し(手動測定し),Bazett補正した場合の基準値には以下のような報告がある 23).小学1年男子0.325秒以下,中学1年男子0.315秒以下,高校1年男子0.305秒以下,女子は小学・中学・高校1年とも0.320秒以下.

6.とりなおし

抽出区分コードNo.所見内容

A 9-8-0基線の動揺,交流障害,筋電図の混入またはほかの技術的欠陥のために解析不能なもの

7.陰性U波

抽出区分コードNo.所見内容

B 9-9-1陰性U波