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p.15 抽出テキスト

いだが,学術的には区別して用いるべきと考えられる.

類似した言葉で呼吸障害指数(RDI)があるが,こちらは無呼吸・低呼吸イベントに加えて,呼吸努力関連覚醒反応(RERA)をイベントとしてカウントする際に使用される指数である.しかしながら,RDI をREI の意味で用いられていることもあるため注意が必要である. iii. 酸素飽和度低下指数(ODI)

ベースラインのSpO2 から規定の値(たとえば3%,4%など)だけ低下して元に戻るというイベントを1 回とカウントし,MT で割ったものを,3%ODI,4%ODI などとよぶ. c.各種簡易モニターの特徴i.タイプ4

パルスオキシメータはタイプ4 に分類できるが,パルスオキシメータ単独ではあくまで一過性低酸素の頻度をみているものであり,無呼吸の頻度をみているものではない.ただし,スクリーニング検査として利活用されている. SpO2 の低下が顕著ではないSDB もあり,ODI 低値でもすべてのSDB を除外することは困難だが,循環器疾患患者においてはパルスオキシメータのODI(4%ODI ≧5)が不良な臨床転帰と関連するというデータが,わが国から複数報告されており30, 31),循環器領域で不良な臨床転帰を予測しリスク層別化をするための簡便な検査として活用でき

る.

タイプ4 のなかで一般的なものは,気流センサー,いびき音センサー(あるいは鼻圧センサーで代替),パルスオキシメータを有するが,呼吸運動センサーは実装されていない.気流センサーに用いるセンサーの種類,記録状態などによって結果の信頼性は変動する.呼吸運動センサーがないため,呼吸イベントが閉塞性であるか,中枢性であるかの判別はできない.一方,循環器疾患患者ではタイプ4 検査から得られたAHI(厳密にはREI)で検出されたSDB (AHI ≧5)と不良な臨床転帰が関連するというデータが報告されており32),PSG によるAHI でなくてもタイプ4 検査によるAHI(厳密にはREI)によりリスクを層別化できる可能性がある. ii.タイプ3

タイプ4 に加えて,呼吸運動センサーが追加されたものである.米国で用いられるOCST は,タイプ3 および非監視のPSG(タイプ2 検査)を指す.タイプ4 検査と同様,気流センサーに用いるセンサーの種類,記録状態を加味して結果を判断する必要がある.わが国からの報告では循環器疾患患者においてタイプ3 から得られたAHI(厳密には

表8 簡易モニターのスコアリングに求められる指標

指標英語表記備考

総記録時間TRT: total recording time (min)覚醒とアーチファクトを含むモニター時間MT: monitoring time (min) REI の算出に使用心拍数HR: heart rate平均,最大,最小呼吸イベント数respiratory events REI の算出に使用無呼吸数apneas無呼吸の分類はオプション低呼吸数hypopneas呼吸イベント指数REI: respiratory event index respiratory events × 60/MT仰臥位とそれ以外での体位でのREI *動脈血酸素飽和度測定以下の3 つのパラメータのうち1 つ酸素飽和度低下指数3%ODI or 4%ODI酸素飽和度SpO2平均,最大,最小酸素飽和度が88% 以下を占める時間の割合% of SpO2 ≦ 88% 88% 以外の任意の値でも可いびきの有無*以下PAT センサーの場合のみ適応睡眠/ 覚醒とレム睡眠の推定活動量計による判定推定睡眠時間MT の代わりに使用*オプション項目(American Academy of Sleep Medicine. 29)を参考に作表)