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p.53 抽出テキスト

異常により冠血流の増加が十分に起きない冠微小血管拡張反応障害や,微小血管の収縮性が著しく亢進している冠微小血管攣縮などにより心筋虚血を生じます.労作性狭心症や冠攣縮性狭心症とは異なり,比較的女性(特に閉経前後)に多く認められ,胸痛は労作時のみならず安静時にも生じ,10分以上持続することもあります.ニトログリセリンの舌下投与の効果が乏しい例も多く存在します.治療はカルシウム拮抗薬やベータ遮断薬などが推奨されていますが,症状が抑えられない場合には,アンジオテンシン変換酵素阻害薬などの血管拡張作用のある薬剤の追加が必要になることがあります.