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心筋梗塞と思われる症状にどう対処したらよいでしょうか? 心筋梗塞は,発症後可能なかぎり早期に治療を行うことで,死亡や心臓に重い障害が残る可能性を大きく低減させることができます.医療が進歩し,緊急のカテーテル治療により,閉塞した冠動脈の血流を早期に開通するようになり,近年その救命率は飛躍的に上昇しています.一方で,いまだに多くの方が毎年心筋梗塞により命を落とされています.さらに多くの方を救命するためには,病院に到着するまでの時間を短縮することも必要です. 自分や周りの方に下記のような症状が現れた場合には,ためらわずに救急車を呼ぶようにしましょう. 1強い胸の痛みを感じる. 2ごく軽い動作や安静時にも胸の痛みを感じる. 3胸の痛みが繰り返し起こる,あるいは安静にしても15分以上持続する.特に,喫煙や高血圧,脂質異常症(高コレステロール血症),糖尿病などを有しており,冠動脈疾患を起こす可能性の高い方やその周囲の方は,これらの症状が起こった場合の対応について熟知し,備えておくことが大切です. また,心臓発作を起こされた方を目撃した場合には,ただちに救急車を呼ぶとともに,到着までの間に周囲の人々と協力してAED(自動体外式除細動器)による除細動や心臓マッサージなどの応急処置を開始することも大切です.AEDは一般の人でも使用できるように設計された医療機器です.以前は医師など限られた人しか使用が許されていませんでしたが,2004年から一般の人も使えるよう規制が緩和されました.AEDの導入により心臓突然死が減少したことが国内外から報告されています801, 802).日頃から,心臓マッサージなどの講習を受け,学校や職場でAEDの設置場所を確認し備えておくことで,身近な方の命を救える可能性が高くなります. Q6