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難病の対象)があるので治療費の自己負担はありません.「Q5 家族性高コレステロール血症について詳しく教えてください」も参照してください. 2 の不適切な生活習慣として知られているのは,肥満やメタボリックシンドローム(メタボ)や受動喫煙を含む喫煙習慣です.子どもにもメタボの病態はあり,6歳から診断することができます.冠動脈疾患の予防のためには,食事の内容や運動習慣,生活リズムに気をつけて肥満にならないことと,子どもの頃からタバコを吸わせないこと,親は子どもの前ではタバコを吸わないことが大切です. このように冠動脈疾患の予防対策は,子どもの頃から始める必要があります.子どもたちが,自分の体のことを知り,自分の生活習慣の見直しを行えるようにすることは,子どもたちの健やかな発育ばかりでなく,大人になった後のさまざまな病気の予防にも役立ちます. 3.2 高齢者でも予防が必要ですか? 冠動脈疾患は動脈硬化の進んだ高齢者に多く,これまで心筋梗塞や狭心症を発症したことがない高齢者でも予防(一次予防)は大切です.ただし,高齢者はさまざまな健康問題を抱えていることも多く,個別に治療方針を判断する必要があります.このような場合,全体を診て総合的に判断してもらえるかかりつけ医を持つことが重要になります. 冠動脈疾患の予防のため,栄養・食事で気をつけることを教えてください 成人を対象に一般的な気をつけるべきことを示します.高血圧,脂質異常,糖尿病などを有する方の場合,栄養・食事のみで改善が不十分な場合は,あわせて適切な薬物治療を行うことが冠動脈疾患の予防上重要です.そのほか特定の疾患を有する方,小児,高齢者はかかりつけ医とも相談してください. 1) まず摂取するエネルギー(カロリー)量を適正にして,適正な体重を維持することが前提 です.その上で摂取エネルギーに占める脂肪の割合を20~25%,炭水化物の割合を半分ほど(50~60%)にしましょう.ただし,高齢者では現時点の体重に基づき,フレイル(虚弱),摂食状況や代謝状態による判断が望まれるので,かかりつけ医ともご相談ください. 2) 食塩は,6 g/日未満を目標としましょう. 3) 脂身の少ない肉を摂取し,加工肉は控えましょう.高血圧,脂質異常患者では低脂肪・無 脂肪製品が奨められます.バター,ラード,ココナッツ油は飽和脂肪酸が多いため,これらの食材を多く含む食品の摂取過剰にならないように注意し,飽和脂肪酸は総エネルギー量の7%(7%E)未満を目標としましょう*.なお食用油は大さじ一杯(15 cc)でおよそ110 kcalとなります. 1,769 kcal:たんぱく質76 g(17.2%E),脂肪47 g(23.9%E),飽和脂肪酸8.7 g(4.4%E),コレステロール113 mg,炭水化物259 g(58.6%E),食物繊維24.6 g,食塩相当量6.0 g.脂肪の少ない豚ももや鶏ささみなどの代わりに,豚バラなど脂肪の多い肉にするとエネルギーが増え飽和脂肪酸7%Eも超える.また仮に,夕食の焼き魚を脂肪の少ない肉にしても7%Eは超えない. Q4 *1 日の献立例 朝食玄米ご飯(茶碗1杯),納豆,野菜の味噌炒め,ブロッコリーサラダ,キウイヨーグルト昼食玄米ご飯(茶碗1杯),豚肉の生姜焼き(豚もも肉80 g),付け合わせ,切り干し大根煮,酢の物,りんご(1/4個)夕食玄米ご飯(茶碗1杯),焼き魚(紅鮭1切),付け合わせ,豆腐サラダ,きんぴらごぼう