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p.31 抽出テキスト

表13 2 型糖尿病の血糖降下薬の特徴

機序種  類主な作用単独投与

による低血糖のリスク体重への影響主な副作用禁忌・適応外使用上の注意主なエビデンス

インスリン分泌非促進系α -グルコシダーゼ阻害薬(α-GI)腸管での炭水化物の吸収分解遅延による食後血糖上昇の抑制低なし胃腸障害,放屁,肝障害経口糖尿病薬に共通する禁忌例

* 1 低血糖時にはブドウ

糖などの単糖類で対処する2 1型糖尿病患者にお

いて,インスリンとの併用可能

SGLT2阻害薬腎臓でのブドウ糖再吸収阻害による尿中ブドウ糖排泄促進低減少性器・尿路感染症,脱水,皮疹,ケトーシス経口糖尿病薬に共通する禁忌例

* 1 1型糖尿病患者にお

いて,一部の製剤はインスリンとの併用可能2 eGFR 30未満の重

度腎機能障害の患者では,血糖降下作用は期待できない1 心・腎の

保護効果がある2 心不全の

抑制効果がある

チアゾリジン薬骨格筋・肝臓でのインスリン抵抗性改善低増加浮腫,心不全心不全例,心不全既往例,膀胱癌治療中の例,1 型糖尿病例,経口糖尿病薬に共通する禁忌例

* 1 体液貯留作用と脂肪

細胞の分化を促進する作用があり,体重増加や浮腫を認める2 閉経後の女性では骨

折のリスクが高まるHDL-C を上昇させ, TG を低下させる効果がある

ビグアナイド薬肝臓での糖産生抑制低なし胃腸障害,乳酸アシドーシス,

ビタミンB12低下透析例, eGFR 30 m L / 分/ 1.73 m2未満例,乳酸アシドーシス既往例,大量飲酒例, 1型糖尿病例,経口糖尿病薬に共通する禁忌例

* 1 eGFRごとのメトホル

ミン最高用量の目安(30 ≦eGFR <45; 750 mg,45≦eGFR <60;1,500 mg) 2 eGFR 30~60 の患

者では,ヨード造影剤検査の前あるいは造影時にメトホルミンを中止する.ヨード造影剤投与後48時間はメトホルミンを再開せず,腎機能の悪化が懸念される場合にはeGFRを測定し腎機能を評価した後に再開する肥満2型糖尿病患者に対する大血管症抑制効果がある

インスリン分泌促進系血糖依存性イメグリミン血糖依存症インスリン分泌促進インスリン抵抗性改善作用低なし胃腸障害経口糖尿病薬に共通する禁忌例

* 1 eGFR<45 の患者

には推奨されない2 メトホルミンとの併

用で消化器症状の頻度増加

DPP-4阻害薬GLP-1とGIPの分解抑制による血糖依存性のインスリン分泌促進とグルカゴン分泌抑制低なしSU 薬との併用で低血糖増強,胃腸障害,皮膚障害,類天疱瘡1型糖尿病例,経口糖尿病薬に共通する禁忌例

* 1 SU薬やインスリン

との併用は,低血糖の発症頻度を増加させる可能性があるため,SU薬やインスリンの減量を考慮する