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は有用性なし) 156).エゼチミブはスタチン使用に伴うコレ ステロール吸収亢進を抑制し,さらなるLDL-C値の低下を達成するが,エゼチミブは一次予防での単独投与やスタチンとの併用における有効性のエビデンスはまだ十分ではない157). LDL受容体の再利用に関連するPCSK9 を阻害するPCSK9阻害薬はきわめて強力にLDL-C値を低下させ,スタチンあるいはスタチンおよびエゼチミブとの併用が二次予防において有効であるとのエビデンスが蓄積している39).ただ,PCSK9阻害薬の単独投与あるいはスタチンとの併用が一次予防に有効かについてのエビデンスには乏しく,今後の検討が必要である158). 治療によりLDL-C値が管理目標を到達してもなおnon- ト(急性心筋梗塞と心突然死など)のリスクを減少させており,それぞれの管理目標値を目指すことが推奨される.高齢者のうち前期高齢者(75歳未満)におけるスタチンによる冠動脈イベント予防効果が認められており153, 154),動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版で使用が推奨されている39). スタチン以外の食事療法や陰イオン交換樹脂,エゼチミブなどによるLDL-C低下治療も,RCTの結果,スタチンと同等のイベント抑制効果であり155),スタチン常用量で目標値を達成できない場合にスタチンの増量あるいはエゼチミブの併用を検討する.エゼチミブは日本の75歳以上の後期高齢者において,食事療法に比較して34%の心血管複合イベント抑制が示された(85歳以上のサブグループで 表11 脂質異常症治療薬の特性と副作用 分 類LDL-C Non- HDL-C TG HDL-C副作用主な一般名 スタチン↓↓~ ↓↓↓ ↓↓~ ↓↓↓ ↓ -~↑横紋筋融解症,筋肉痛や脱力感などミオパチー様症状,肝障害,認知機能障害,空腹時血糖値およびHbA1c値の上昇,間質性肺炎などプラバスタチン,シンバスタチン,フルバスタチン,アトルバスタチン,ピタバスタチン,ロスバスタチン 小腸コレステロールトランスポーター阻害薬↓↓ ↓↓ ↓ ↑消化器症状,肝障害,CK 上昇※ワルファリンとの併用で薬効増強を認めることがあるので注意が必要であるエゼチミブ 陰イオン交換樹脂↓↓ ↓↓ ↑ ↑消化器症状 ※ジギタリス,ワルファリンとの併用ではそれら薬剤の薬効を減ずることがあるので注意が必要であるコレスチミド,コレスチラミンプロブコール↓ ↓ - ↓↓可逆性のQT延長や消化器症状などプロブコールPCSK9阻害薬↓↓↓↓ ↓↓↓↓ ↓~↓↓ -~↑注射部位反応,鼻咽頭炎,胃腸炎,肝障害,CK 上昇などエボロクマブ,アリロクマブMTP阻害薬※ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓肝炎,肝機能障害,胃腸障害ロミタピド フィブラート系薬↑~↓ ↓ ↓↓↓ ↑↑横紋筋融解症,胆石症,肝障害などベザフィブラート,フェノフィブラート,クリノフィブラート,クロフィブラート選択的PPARαモジュレーター↑~↓ ↓ ↓↓↓ ↑↑横紋筋融解症,胆石症などペマフィブラート ニコチン酸誘導体↓ ↓ ↓↓ ↑顔面潮紅や頭痛,肝障害などニセリトロール,ニコモール,ニコチン酸トコフェロールn-3系多価不飽和脂肪酸- - ↓ -消化器症状,出血傾向や発疹などイコサペント酸エチル,オメガ-3脂肪酸エチル※ホモFH 患者が適応↓↓↓↓:<-50% ↓↓↓:-50~-30% ↓↓:-20~-30% ↓:-10~-20% ↑:10 ~20% ↑↑:20~30% -:-10~10% (日本動脈硬化学会. 動脈硬化性疾患予防のための脂質異常症診療ガイド 2018年版. 2018 90)より)