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p.83 抽出テキスト

0.52(95%CI 0.06-4.46)と有意差はなかったが,RR の点推定は低く,RCT サブグループの結果を否定するものではないと判断し,「アスピリンは急性心筋梗塞のリスクを下げる」とした. C.1.3 望ましい効果のまとめアスピリン継続の望ましい効果は,「小さい」とした. C.2 望ましくない効果(表64 Summary of findings

table

264, 286, 291)) C.2.1 周術期大出血率

RCT サブグループ解析(470 例)でアスピリン中止群 vsアスピリン継続群で3.8% vs 3.4%(95%CI 1.3-8.7%),RR 0.90(95%CI 0.35-2.28) (図22)

291),観察研究(2226 例)

で2.4% vs 1.3%(95%I 0.64%-2.7%),RR 0.55(95%CI 0.27-1.13)(図23) 264, 286)で有意差がなかった. C.2.2 追加的考察

全体としては出血リスクに差がないが,頭蓋内,網膜手術など主要研究から除外された手術(わずかな出血で麻痺,失明といった重大な合併症が生じうる手術) 291)については個別化が必要と考える.

PCI 後以外の患者を含む抗血小板薬服用中の患者で周術期の抗血小板薬1 剤継続vs 中止を比較した5 つのRCT (666 例)のシステマティック・レビューに基づくメタ解析でも,輸血が必要な出血,止血のための再手術率に有意差がなかった(それぞれRR 1.37 [95%CI 0.83 to 2.26],RR 1.54[95%CI 0.31 to 7.58]) 194). C.2.3 望ましくない効果のまとめ望ましくない効果は「わずか」と判断した. C.3 益と害のバランス

出血率に差がなく,急性心筋梗塞リスクが低下したため,

表64 抗血小板薬内服中の冠動脈ステント留置既往患者の非心臓手術周術期におけるアスピリン継続の害に関するSummary

of findings table

研究デザイン

研究数患者数アスピリンなし(コントロール群) *アスピリンあり**

(95%CI)相対リスク***

(95%CI)絶対リスク差**

(95%CI)確実性重要度起きること

周術期主要出血RCTサブ解析

1 470 3.8% 3.4% (1.3-8.7%) 0.90 (0.35-2.28) 0.38% 少(2.5% 少-4.9% 多) C 1 C 3 9出血は差がない

観察研究

2 2226 2.4% 1.3% (0.64-2.7%) 0.55 (0.27-1.13) 1.1% 少(1.3% 少-0.31% 多) C

2 * 対照研究の発症率

** コントロール群の発症率と相対リスクから計算*** メタ解析(Review Manager 使用)より得た値1 RCT のサブ解析である.観察研究と同じC とした. 2  観察研究でありC とした. 3  RCT サブ解析と観察研究は同じ傾向であり,C とした. (Tokushige A, et al. 2012

264), Howell SJ, et al. 2019 286), Graham MM, et al. 2018 291)より作表)

バイアスリスクA-P はCQ1 の表61 を参照図22冠動脈ステント留置既往患者のアスピリン継続の有無による出血の比較(Graham MM, et al. 2018 291) より作成)

RCT(サブグループ解析)

個別研究バイアスリスク非直接性研究コードA B C D E F G H I J K L Graham 2018 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

アスピリン継続がよい←· →アスピリン中止がよい