p.41 抽出テキスト
表34 待機的手術における抗凝固薬の術前の休薬時期と術後の再開時期○:服用 △:手術の施行時間や患者の病状等もふまえ内服の可否を決定.術前のカッコ内は推奨される最終服薬のタイミングを表す.×:休薬 A.出血低リスク手技 5 日前4 日前3 日前2 日前1 日前手術日(術後) 1 日後2 日後3 日後 DOAC ○ ○ ○ ○ △ (≧12 時間) △術後6~8 時間以降○ ○ ○ B.出血中リスク手技 5 日前4 日前3 日前2 日前1 日前手術日(術後) 1 日後2 日後3 日後 ダビガトランCCr ≧80 mL/ 分○ ○ ○ ○ △ (≧24 時間) △術後6~8時間以降○ ○ ○ CCr 50~79 mL/ 分○ ○ ○ △ (≧36 時間) × ○ ○ ○ CCr 30~49 mL/ 分○ ○ ○ △ (≧48 時間) × ○ ○ ○ リバーロキサバンアピキサバンエドキサバンCCr ≧ 30 mL/ 分○ ○ ○ ○ △ (≧24 時間) ○ ○ ○ CCr 15~29 mL/ 分○ ○ ○ △ (≧36 時間) × ○ ○ ○ C.出血高リスク手技 5 日前4 日前3 日前2 日前1 日前手術日(術後) 1 日後2 日後3 日後 ダビガトランCCr ≧ 80 mL/ 分○ ○ ○ △ (≧48 時間) × △術後の出血の状況に応じて,可能な限り早期(術後6~8 時間以降) △術後出血が問題となる場合は48~72時間以降を考慮 CCr 50~79 mL/ 分○ ○ △ (≧72 時間) × × CCr 30~49 mL/ 分○ △ (≧96時間) × × × リバーロキサバン,アピキサバン,エドキサバン○ ○ ○ △ (≧48 時間) ×術後,抗凝固薬の再開の目安を記載したが,実際の再開タイミングは外科医,麻酔科医(区域麻酔時)とのコンセンサスが重要術後の出血が問題となる場合には,術後の血栓塞栓症予防と容易な出血の管理を目的としてヘパリン投与が考慮される可能性はある. 改変は以下のとおり.・ ワルファリンを削除・ A.「出血リスクが極めて低いまたは止血が容易である手術(抜歯,体表手術など)」を「出血低リスク手技」に変更・ B.「出血リスクの低い手術」を「出血中リスク手技」に変更・ C.「出血リスクが中等度から高度の手術」を「出血高リスク手技」に変更・ 表中の*を削除・ 以下の注釈を削除「*周術期のヘパリン代替療法は原則として推奨されない.ただし,人工弁置換術などで確実な抗凝固療法の継続が必要とされる患者では周術期のヘパリン代替療法は考慮される可能性がある.また,」・ 以下を注釈に記載「術後,抗凝固薬の再開の目安を記載したが,実際の再開タイミングは外科医,麻酔科医(区域麻酔時)とのコンセンサスが重要」(2020 年JCS ガイドラインフォーカスアップデート版 冠動脈疾患患者における抗血栓療法.2020 210)より改変)