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p.45 抽出テキスト

4.2.5 治療各論

a. 保存的治療(薬物療法・運動療法)

表25 間歇性跛行を呈するLEAD の保存的治療の推奨とエビデンスレベル

推奨クラスエビデンス

レベル

間歇性跛行患者に対して,脳心血管イベント予防を目的として,アスピリンもしくはクロピドグレルを投与する307, 309, 310). I A

● 血行再建の有無に関わらず,薬物療法・運動療法

を行う. ● 運動療法は跛行症状やQOLの改善のみならず,リ

スクファクターを改善する効果も期待される.

ステートメントすべての動脈硬化性LEAD 患者にスタチンを投与する216, 398 -400). I A

心不全のない間歇性跛行患者に,シロスタゾールを投与する314, 401, 402). I A間歇性跛行患者に,初期治療として監督下運動療法を行う403 -406). I A監督下運動療法を行うのが難しい場合には,非監督下運動療法を行う404, 407)). I B血行再建術後にも継続して運動療法を行う408 -410). I B i. 薬物療法

動脈硬化性LEAD患者に対する薬物治療の主目的は,脳心血管イベント予防目的であり,原則として抗血小板薬ないし抗凝固療法の投与を行う.跛行症状の改善効果が期待できる以下の薬剤を検討する.わが国で使用可能でエビデンスを有する薬物はシロスタゾールである.3~6ヵ月投与によるトレッドミル歩行能とQOLの双方の改善が示され

血行性間歇性跛行を有するLEAD患者

症状の改善

大動脈単独病変腸骨動脈単独病変大動脈から腸骨動脈

の長区域閉塞症状の改善が不十分

大動脈・腸骨動脈病変大腿膝窩動脈病変

病変長<25 cm

血管内治療外科手術血管内治療外科手術外科的内膜摘除

病変長≧25 cm総大腿動脈病変**

膝下動脈単独病変

患者背景/価値観・下肢動脈病変の評価

* 大動脈・腸骨動脈病変から大腿膝窩病変にまたがる多分節病変は,近位部病変から治療し症状の改善を確認する. ** 総大腿動脈病変を含む腸骨動脈または浅大腿動脈の連続病変の場合はHybrid治療を考慮する.

血行再建後のリスクファクターの是正,運動療法は継続して行う.

1動脈硬化リスクファクター(喫煙,高血圧,脂質異常症,糖尿病)の是正2薬物療法(シロスタゾール,スタチン,抗血小板療法) 3運動療法(トレッドミル,トラック歩行) *監督下が望ましい

血行再建*

継続

外科手術ハイリスク外科手術ハイリスク良好な静脈資源(-)

外科手術ハイリスク

図5間歇性跛行を有するLEAD に対する治療アルゴリズム