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その後の再発も血管内治療に比べ少ないことです.短所としては,侵襲性が高く,多くの場合で全身麻酔が必要なことが挙げられます.

また,治療すべき動脈が複数部位にある場合では,血管内治療とバイパス術のそれぞれの強みを生かして,併用するハイブリッド血行再建治療もあります.

閉塞性動脈硬化症で血行再建治療を受ける際には,治療する動脈の部位,下肢の症状,全身の状態を踏まえ,担当する医師に血管内治療とバイパス術の長所短所を確認し治療方法を決めていく必要があります.

足のゆびやかかとが黒く変色し壊死してしまい脚の切断を勧められました.回避する方法はありますか?

足の指やかかとが黒く変色し壊死してしまった場合,脚の切断が必要となる場合があります.しかし,専門病院で適切な治療(カテーテルの治療もしくは外科的なバイパス手術と創傷加療を単一病院もしくは病院間の連携で可能な病院:https://jfcpm.org/link_hospital.html)を受けていただくことで,脚の切断を回避できる可能性があります.

足の壊死は,足の“心筋梗塞”として考えていただくと,理解しやすくなります.心筋梗塞=命に直結しますが,足の壊死(足の心筋梗塞)=足の命,つまり,足自体の機能含めた予後に直結します.壊死の小さい状態で専門医を受診して血行を再建できれば,足の大部分を残すことを期待できます(図30).ただし,足の壊死は,感染を併発して急激に進行する場合も少な

Q12

症例A. 血行再建前には左第4 趾に虚血性潰瘍があり.血行再建後,第4 趾を切断して,断端は完治しています.創が大きくならないうちに血行再建を実施できたために足の大部分が救済されました.症例B. 右第3,4 趾は壊死して,前医ですでに切断されていますが,その断端が血流不全により治

らず潰瘍化しており,第2 趾先端も壊死していました.血行再建後に前足部切断を行い,完治しました.すでに大きな創に至ってから専門医を受診したため,足趾をすべて失いましたが,救肢することができ,歩行もできる状態になりました.

図30 足趾潰瘍/ 壊死をきたした虚血肢の血行再建前後の足の外観

治療前

治療後

症例A症例B

治療前

治療後