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p.23 抽出テキスト

表16 経皮的ASD 閉鎖セット使用に関する施設および術者の基準

施設基準施設は小児循環器修練施設(群)もしくはCVIT認定の研修施設または研修関連施設であって,以下の1,2,3,4すべてを満たすこと.

1 経皮的心房中隔欠損閉鎖術施行チーム(科)による2年間の先天性心疾患もしくは構造的心疾患に対するカテーテルインターベンションの症例数が80例以上の施設. 2 経食道心エコーモニタリングに必要な体制が整備されており,ASDカテーテル治療施行チームによる心疾患の画像形態診断を目的とした経食道心エコーまたは心腔内エコーの2年間の施行数が先天性心疾患に対して100例以上(ただし,経食道心エコー50例以上),または先天性心疾患40症例以上を含む構造的心疾患に対して200例以上(ただし,経食道心エコー100例以上)であること. 3 心臓血管外科の医師が常勤しており,先天性心疾患の開心術年間施行例が2年間で80症例以上,または先天性心疾患40症例以上(うち短絡疾患5例以上)を含む開心術の総症例が160例以上であり,小児・成人問わず緊急の開心術に対応できる医師,設備を有していること. 4 心臓カテーテル室で麻酔科の管理の下に全身麻酔が可能であること.

術者基準術者は以下の1,2,4もしくは1,3,4をいずれも満たしている必要がある.

1 小児循環器専門医,CVIT認定医もしくは専門医もしくは指導医である. 2 申請前々年および前年の2年間の先天性心疾患もしくは構造的心疾患に対する常勤勤務施設において直接施行したカテーテルインターベンション数(主術者または指導的立場での第2術者)が40症例以上であり,かつ,先天性心疾患(短絡を伴うもの)に対する右心カテーテル実施数が20例以上である. 3 勤務継続6ヵ月以上の海外施設において,直前の2年間に20例以上の主術者としての経皮的心房中隔欠損閉鎖セット使用経験があること. 4 過去に閉鎖デバイスやコイルなど心血管内異物のカテーテルによる回収経験,またはJPIC-CVIT教育委員会で認定され

たハンズオンセミナーによる同様の経験がある.

(日本先天性心疾患インターベンション学会. 57)より)表17 経皮的ASD 閉鎖セット使用に関する教育プログラム

教育プログラム教育プログラム受講資格の認定後,以下の教育プログラムを履修し,提出された報告書をもとにJPIC-CVIT教育委員会が受講医師の単独手技実施の可否について審査する.

1 教育担当医師の補助として2症例のインプラント手技を施行(教育担当医師の施設で実施). 2 その後,教育担当医師を補助とし3症例のインプラント手技を施行(受講医師の施設で実施).

教育プログラムではかならず異なる種類の閉鎖栓を使用する.すべてのインプラントに関しては,インプラントが完了しなければならない.閉鎖栓をリリースする前に閉鎖栓を回収した場合は,完了したとはみなさない.インプラントが修了した後に,なんらかの理由で閉鎖栓を回収した場合には,インプラントは完了したものとみなす.上記インプラント教育は,手技を行う医師および経食道心エコーを施行する医師が同時に(同じ症例で)受けること.

(日本先天性心疾患インターベンション学会. 57)より)

大腿静脈からシースを挿入し,右心房側より欠損孔(穴)を通し左心房側に入れる.

閉鎖栓中心部の位置に合わせる.右心房の傘状部を開く.

閉鎖栓を左心房にあるカテーテルの先端まで進めて,左心房側の傘状部を開く.閉鎖栓の中心部(ウエスト)を広げて欠損孔(穴)に近づける.

閉鎖栓が確実に留置されたことを 確認したあと,接続を解除して治療が終了となる.

図2 Amplatzer Septal Occluder を用いた二次孔ASD に対する手技の流れ