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p.116 抽出テキスト

先天性心疾患,心臓大血管の構造的疾患(structural heart disease)に対するカテーテル治療のガイドライン

3経皮的僧帽弁弁尖クリップ留置形成術980). 4経皮的左心耳閉鎖術981). 5人工弁周囲逆流症に対する経カテーテル的閉鎖術982).

とくに僧帽弁置換術後の人工弁周囲逆流に対して,経心房中隔アプローチにより閉鎖用デバイス(Occluder)を留置する.

a. 卵円窩の性状

穿刺のポイントとなる卵円窩は,心房中隔の後方部に位置しており,その上縁は弓状の筋性縁(limbus)で境界されている.通常,卵円窩の厚みは中隔筋性部の1/3以下と菲薄化しており,穿刺針やダイレーターによる穿通が容易な部位である983, 984).

7.1.3 手技

性合併症,血行動態の不安定化を回避することを目的として,経心房中隔アプローチを行う場合がある978). b. 左房・僧帽弁輪に対するカテーテルアブレーション

心臓電気生理学検査ならびにカテーテルアブレーションで,左心系に存在する不整脈源の焼灼や心房細動症例における肺静脈電気的隔離術を施術する際に,経心房中隔アプローチにより肺静脈,僧帽弁輪に正確に到達することが重要になる979). c. 経心房中隔アプローチを要するカテーテル治療

経心房中隔アプローチを要するカテーテル治療として,以下があげられる. 1経皮的経静脈的僧帽弁バルーン裂開形成術709). 2経皮的経静脈的順行性大動脈弁バルーン形成術698).経

心房中隔的に,左房-左室-大動脈弁-大動脈と順行性にワイヤループを形成させて,バルーンを大動脈弁位に導入して拡張する.

心室細動・心室頻拍による心停止の既往持続性心室頻拍の既往ICD植込み(2次予防)クラスI

ICD植込み(1次予防)クラスIIa

ICD植込み(1次予防)クラスIIb

ICD植込み(1次予防)クラスIII

主要リスク因子のうち下記のいずれかを有する・最近の心原性あるいは原因不明の失神・左室壁厚30 mm以上の著明な肥大・2014ESCガイドライン計算式ハイリスク

主要リスク因子のうち下記を複数有する・突然死の家族歴・非持続性心室頻拍・運動時の血圧反応異常

主要リスク因子のうち下記を1つのみ有する・突然死の家族歴・非持続性心室頻拍・運動時の血圧反応異常

修飾因子を有する修飾因子を有する

NO

NO

NO

NO NO

NO

YES

YES YES

YES YES

YES

図23 肥大型心筋症患者の ICD 植込み適応フローチャート註: 第1 度近親者の突然死の家族歴は,2011 年ACCF/AHA ガイドラインでは,とくにリスクの高い因子としている.心筋症診療ガイドライン(2018 年改訂版)927)における取扱いには議論があった.日本人の肥大型心筋症の予後の報告において,突然死の家族歴がとくにリスクの高い因子であるか結果が一致しなかったため,心筋症診療ガイドライン(2018 年改訂版)927)では,本リスク単独ではICD 植込み適応とはしなかった. (日本循環器学会, 日本心不全学会. 2019927)より)