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表96 中隔縮小治療の推奨とエビデンスレベル 推奨クラスエビデンス レベルMinds 推奨グレードMinds エビデンス 分類 多職種からなるハートチームの一員である経験ある術者により中隔縮小治療を行う. I C C1 VI最大耐用量の薬物療法施行にもかかわらず,NYHA 心機能分類III~IV の心不全症状を有し,安静時あるいは誘発時の左室流出路圧較差が50 mmHg 以上の症状の改善を目的として,中隔縮小治療を行う. I B B IVb最適な薬物療法が施行されているにもかかわらず,安静時あるいは誘発時の左室流出路圧較差が50 mmHg 以上により引き起こされる胸痛または繰り返す労作性失神の再発予防を目的として,中隔縮小治療を行う. I B B IVb左室流出路閉塞のある薬剤抵抗性肥大型心筋症に対し,外科的中隔心筋切除術を第一に考慮する. IIa C C1 IVb中隔以外のほかの部位,たとえば僧帽弁置換あるいは僧帽弁形成術あるいは乳頭筋に対する手術が必要な症例における経皮的中隔心筋焼灼術より 中隔心筋切除術を考慮する. IIa C C1 VI僧帽弁の収縮期前方運動によらない中等度から重症の僧帽弁閉鎖不全症を伴う安静時あるいは誘発時の左室流出路圧較差が50 mmHg 以上の症候性症例に対し,僧帽弁置換術あるいは形成術を考慮する. IIa C C1 V重大な併存症のある患者や,高齢で開心術が禁忌か危険が大きいと考えられる薬剤抵抗性の症状がある患者に対し,経皮的中隔心筋焼灼術を考慮する. IIa C C1 V僧帽弁尖- 中隔接触部での中隔壁厚が16 mm 以上,あるいは中隔心筋切除後で中等度から重症僧帽弁閉鎖不全症があり安静時あるいは誘発時の左室流出路圧較差が50 mmHg 以上の症例に対し,僧帽弁置換術あるいは形成術を考慮してもよい. IIb C C1 V薬剤抵抗性かつ中等度以上の心不全症状(NYHA 心機能分類II~III 度) を有し,ほかの治療が困難な左室中流部閉塞を有する患者に対し,経皮的中隔心筋焼灼術を考慮してもよい. IIb C C1 V経皮的中隔心筋焼灼術による中隔縮小効果が不十分な患者に対し,2 回目の経皮的中隔心筋焼灼術を考慮してもよい. IIb C C1 V無症状ないし薬物療法にて運動耐容能の保たれた閉塞性肥大型心筋症に対し,中隔縮小治療を行うべきではない. III Harm C C2 V症状はあるが安静時あるいは誘発時の左室流出路圧較差を認めない肥大型心筋症に対し,中隔縮小治療を行うべきではない. III Harm C C2 V中隔縮小治療を実施できる患者に対し,左室流出路閉塞の解除の目的で僧帽弁置換術を行うべきではない. III Harm C C2 V開心術の適応となるほかの弁膜症,冠動脈疾患などを併存する患者に対し,経皮的中隔心筋焼灼術を行うべきではない. III Harm C C2 V外科的治療非適応を除く20 歳未満の患者に対する経皮的中隔心筋焼灼術,ならびに40 歳未満の患者に対する積極的な経皮的中隔心筋焼灼術は行うべきではない. III Harm C C2 V肥大型心筋症の長期的かつ多面的ケアプログラムのない施設で中隔縮小治療を行うべきではない. III Harm C C2 V閉塞を生じる心室中隔局所の壁厚が30 mm 以上の患者に対し,経皮的中隔心筋焼灼術を行うべきではない. III Harm C C2 IVb わが国では,以前よりPTSMAという用語が頻用されているが,ほぼ同様の意味で,alcohol septal ablation 6.1.4 PTSMAの同義語 したという報告929)がされており,PTSMA発案のきっかけともいわれている.