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p.45 抽出テキスト

も,鉛カーテンラバーシールドをカテーテルテーブルに垂らすように取り付けるとよい106, 166). 7  照射野にできるだけ手指を入れないように工夫する.

4.1.3 患者

患者の被ばく線量の低減を徹底するための具体的方法を挙げる. 1  不必要な透視・撮影を行わない. 2  撮影フレームレートを下げ,撮影時間を短くする. 3  可能なかぎりパルスレートを下げる. 4  付加フィルタを使用する.

PCIなどの手技で使用される連続X線中に含まれるエネルギーの低い光子は画像形成に関与せず,患者の皮膚に吸収されて患者の被ばく線量増大の原因となるが,付加フィルタを使用すれば低エネルギー光子の大部分をカットできる.通常,付加フィルタは透視装置に装着されていることが多いが,古い機種は未装着のこともあるので,各施設で確認する必要がある179). 5  X線管から患者を可能なかぎり離す.

X線管から患者を離すと,X線管焦点とX線受像器の距離が広がるためX線の出力は増大するが,患者の皮膚に到達する前に減衰するので,皮膚線量は低下する.カテーテルテーブルが低い位置にあるとX線管と患者との距離が短

く,被ばく線量が多くなるので165),検査・治療の手技に影響のない範囲でカテーテルテーブルを高くして,X線管から患者を離す. 6  X線受像器を患者に可能なかぎり近づける.

患者からX線受像器(イメージインテンシファイア〔I.I.〕,フラットパネルディテクター〔FPD〕)を離すとX線管からX線受像器までの距離が大きくなる.この状況では,X線透視装置は均一の画像を得るためにX線照射量を多くするよう自動調整するので,患者の被ばく線量が多くなる.したがって,X線受像器を可能なかぎり患者に近づける.前述の5と連動した操作であり,患者とX線管との距離はできるだけ大きく,患者とX線受像器の距離はできるだけ小さくするように心がける165). 7  拡大透視・撮影は必要最小限にとどめる.

透視・撮影視野を拡大すると照射される線量が増加するため,患者の被ばく線量は多くなる.出力蛍光面の明るさが入力蛍光面のサイズに依存するI.I.では,入力視野を小さくすると出力画像が光量不足となるため,入射線量を上げて出力画像の明るさを保つ必要があった(図23).一方,近年使用が増加しているFPD装置では,I.I.のような収束電極による輝度の増幅をしないため,視野を拡大しても出力画

図23 心血管インターベンションにおける拡大透視・撮影と被ばく線量(イメージインテンシファイア:I.I.)

患者が受ける線量・術者が受ける線量は I.I. サイズ 7 インチの線量を 1 として比較した.

1.0 線量単位

X 線管X 線管

I.I. サイズ 7 インチ患者への線量

1.0 線量単位≪1.3 線量単位0.7 線量単位

I.I. サイズ 5 インチ

I.I. I.I.