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p.152 抽出テキスト

ある.

4.1.4 孤発性大動脈炎

大動脈とその分枝に限局した血管炎を認めることから,高安動脈炎や側頭動脈炎と区別されることがあり,

中膜に多核巨細胞を含む炎症細胞浸潤がみられ,弾性線維が傷害され内膜と外膜の線維性肥厚をきたす.高安動脈炎との組織学的な相違点は,ほとんどの症例で多核巨細胞が認められ,外膜の炎症細胞浸潤や線維化が軽度なことであるが,病期によっては組織所見のみでは鑑別困難で

図68 高安動脈炎(慢性活動期)外膜の線維性肥厚が著明で,中膜の炎症も高度に認められる(左:全層,右上:炎症による中膜破壊部拡大像,HE染色).中膜弾性板も炎症周囲では断裂がみられる(右下,EVG染色).

図69 高安動脈炎(活動期)弾性線維の破壊が高度で,中心部は壊死に陥っている(左).壊死の周囲は多核巨細胞とリンパ球で囲まれている(右上・下).