p.25 抽出テキスト
表10 心エコー図検査によるMR の重症度評価 軽症中等症重症備考 心腔の大きさ左室や左房の大きさ正常-拡大急性MRでは,MRが重症でも左室や左房の拡大を伴わないことが多い機能性MRよりも慢性器質性MRの重症度評価に向く定性評価カラードプラ法の下流 ジェット面積小さく細いセントラルジェット,かつ/または持続時間が短い-大きなセントラルジェット(>左房面積の50%)偏位して左房壁に沿う場合,ジェット面積からは重症度を過小評価しやすいカラードプラ法の上流吸 い込み血流みえない,短時間,または小さい-収縮期を通して大きい連続波ドプラ波形短時間,または薄い-収縮期を通して濃い半定量評価縮流部幅(cm) <0.3 0.3~0.69 ≧0.7単断面で計測した本指標は機能性MRの評価には向かない肺静脈血流- -収縮期陽性波がない,または,収縮期逆流波がある左室流入血流速波形- - E波の増高(>1.2 m/秒)定量評価PISA法によるEROA(cm2) <0.20 0.20~0.39 ≧0.40機能性MRの評価には向かない(過小評価しやすい)逆流量(mL) <30 30~59 ≧60左室一回拍出量が少ない機能性MR例では逆流率が大きくても逆流量は少なくなり,本指標からは重症度を過小評価しやすい逆流率(%) <30 30~49 ≧50有意なAR合併例での評価には向かない(Zoghbi WA, et al. 2017 33)を参考に作表)