p.77 抽出テキスト
13.3 急性期心臓リハビリテーション プログラム AMI の場合,PCI 後CK の最高値到達を確認した後に離床が許可される. 急性期リハビリテーションプログラムは以下の基準に沿って,1 週間コース,2 週間コース,3 週間コースで行うのが標準的である(表72) 838). 1 週間プログラム 1 CK/CK-MB 最高値 < 1000 /100 IU/L 2 Killip 分類クラスI ~II 3 心筋梗塞の既往なし4 PCI 成功5 LVEF ≧30% 2 週間プログラム 上記2~5すべてを満たす症例3 週間プログラム 1,2 週間プログラムに属さない症例 また,AMI 患者のクリニカルパスとして国立循環器病研究センターの例を示す(表73).達成目標を決めて,負荷試験の判定基準(表74)に従ってパスを進める839). 表71 急性期心臓リハビリテーションの推奨とエビデンス レベル 推奨クラスエビデンス レベル クリニカルパスを用いて急性期心臓リハビリテーションを行う233, 838) I A 開始基準を満たしている離床中,血圧低下(開始時より3 分後の血圧が低い),起立性低血圧症状のある症例は弾性ストッキング着用 ステップ1 ROM 訓練(下肢を重点に毎回実施) ステップ2 H-up 45° 3 分(クリア後スキップ可) ステップ3 H-up 90° 3 分(クリア後スキップ可) ステップ4端座位 5 分(カフレイズ 10 回) ステップ5立位 1 分(足踏み 10 回) ステップ6立位までクリアした場合は,中止基準を確認しながら立位時間を延長+RT 施行 離床へ ステップごとに中止基準を確認し,中止基準に該当すれば原因を検索し,改善策を検討し,翌日再試行する 図5 早期離床基本プログラム(国立循環器病研究セン ター例)(玉城雄也,他.2016 835)より)