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の持続投与を行う。大量輸血に伴う希釈性の低カルシウム血症に対しては、イオン化カルシウム値を監視しながら適宜カルシウム製剤を投与する。 5) 実践上での安全管理 大量輸血に際しては、希釈性凝固障害(凝固因子・血小板数減少)、低体温、アシドーシス、電解質異常(高カリウム血症、低カルシウム血症など)といった合併症の回避や軽減に努めることが重要である。大量輸血実施中および実施後は凝固系パラメータを定期的に測定し、凝固障害の進行を早期に発見する。また、TACO、TRALI、血栓塞栓症、輸血関連感染症等のリスクに注意を払う必要がある。 3 大量出血時の輸血療法(産科)1,3,8) 1) 基本概念と臨床判断基準 産科領域における大量出血は、生命の危機が迫り輸血治療を含む集約的治療が必要となる「産科危機的出血」として定義される。産科出血の特徴として出血量が過小評価されやすいため、単純な出血量のみで判断せず、母体の全身状態、凝固機能、循環動態を総合的に評価して迅速な対応を開始することが重要である。分娩時大量出血で心停止した産婦の70%以上は、出血発症から3 時間以内に心停止に至るため、早期診断と即座の治療介入が母体救命の鍵となる。 2) 血液製剤の投与方法 RBC とFFP をFFP/RBC≧1 の比率で投与する[2C]。MTP を運用している施設では可能な限り早期に発動する[2C]。血漿フィブリノゲン濃度150~ 200 mg/dL に低下した時点で、フィブリノゲン濃縮製剤またはクリオプレシピテートの投与を開始する[2C]。血液粘弾性検査に基づく治療は輸血率や輸血量の減少に有用である可能性がある[D]。MTP の運用に際しては、あらかじめ定めた手順に基づく輸血用血液製剤の手配、輸血量の管理、製剤投与比率の設定が必要である。MTP の運用にあたっては、輸血部門、検査部門、産科医、麻酔科医、看護師、日本赤十字社血液