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p.65 抽出テキスト

2) 血液製剤の投与方法表1 大量出血時の輸血療法の推奨度のまとめ

Cro:クリオプレピシテート, Fib:フィブリノゲン

a) 心臓血管外科手術

FFP:PC:RBC=1:1:1 を目標とし、少なくともFFP/RBC 比≧1 を維持できるように各血液製剤を投与する[1C]。大量輸血が予想される心臓血管外科手術に対して、MTP を用いることを弱く推奨する[2C]。フィブリノゲン濃度が150mg/dL 以下の場合に、フィブリノゲン製剤またはクリオプレシピテートの投与を開始する[2C]。フィブリノゲン製剤の場合、通常3~4g(約50mg/kg)を初回投与量とし、以降は止血状況とフィブリノゲン値に応じて追加投与を判断する。

b) その他の外科手術(非心臓手術)

大量出血が発生した、または予測される非心臓手術症例に対して、MTP を用いることを弱く推奨する[2C]。各輸血用血液製剤の最適な投与単位比についての明確な推奨は提示できないが[D]、少なくともFFP/RBC 比≧0.5 を維持することが望ましい。血漿フィブリノゲン濃度測定や血液粘弾性検査などのポイントオブケア検査を実施した上で、フィブリノゲン濃縮製剤の投与を検

CQ心臓血管外科領域外傷領域産科領域その他の領域

Cryo・Fib製剤の投与弱く推奨 (2C)弱く推奨 (2C)弱く推奨 (2C)弱く推奨* (2D: Fib製剤)トリガー値(血漿Fib濃度) 150 mg/dl 150 mg/dl 150~200 mg/dl (2C) ― (大量出血の高リスク時) *Cryo:推奨提示なし

MTPの使用弱く推奨 (2C)弱く推奨 (2C)弱く推奨 (2C)弱く推奨 (2C)最適投与比1:1:1 (1C) 1:1:1 (2C) FFP/RBC≧1 (2C)推奨提示なし

(少なくともFFP/RBC≧1) (少なくとも≧1:1:2) ― ―

PCCの投与弱く推奨 (2C:治療的投与)非使用を弱く推奨 (2C)推奨提示なし (D)推奨提示なし (D) (CPB離脱後の危機的出血)強く推奨 (1B:ワルファリン有) rFVIIaの投与非使用を強く推奨 (1B)非使用を弱く推奨 (2C)弱く推奨 (2C)推奨提示なし (D) (予防投与しない) (危機的出血に限定)再投与しない (2B) ― ― ―

TXAの静脈内投与弱く推奨 (2C)弱く推奨 (2B)弱く推奨 (2B)弱く推奨 (2B) (高用量での痙攣に注意) (受傷後3時間以内に投与) (産後3時間以内に投与) (出血が予想される場合)

検査の使用強く推奨 (1B)弱く推奨 (2C)推奨提示なし (D)弱く推奨 (2C)

1 フィブリノゲン濃縮製剤

2 MTP(輸血時のFFP:PC:RBCの最適投与比)

3 PCCとrFVIIa(凝固因子濃縮製剤)

4 抗線溶療法

5 血液粘弾性検査(POCT)