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p.60 抽出テキスト

製剤50mL(アルブミン12.5g)投与により、血清アルブミン濃度は約0.2g/dL上昇する。

5) 効果の評価

投与後3 日以内に前後の血清アルブミン濃度と臨床所見を評価し、診療録へ記載する。継続投与は慎重に判断すべきであり、漫然とした使用は避けるべきである。

6) 不適切な使用

アルブミンは代謝され熱源となり、内因性合成を低下させる恐れがある。術後の栄養補給は静脈・経腸栄養で行い、栄養目的の使用は避ける。終末期の使用も推奨されない。

5 免疫グロブリン製剤

1) 製剤の使用目的

免疫グロブリン(Ig)は、体内の異物を認識・排除する抗体として働くタンパク質で、B 細胞により産生される。IgG、IgA、IgM、IgD、IgE の5 種類があり、それぞれ異なる免疫機能を担う。免疫グロブリン製剤は、ヒト血漿から精製されたIgG を主成分とする血漿分画製剤であり、抗体を補充する「抗体補充療法」と、免疫系を調節する「免疫調整療法」を目的に使用される。

2) 製剤の種類免疫グロブリン製剤は、幅広い抗体を含む「免疫グロブリン製剤」と、特定病原体に対する高力価抗体を含む「特殊免疫グロブリン製剤」に分類される。前者には静注用製剤(IVIG)、皮下注用製剤(SCIG)、筋注用製剤があり、後者には抗HBs 人免疫グロブリン製剤、抗破傷風人免疫グロブリン製剤、抗D 人免疫グロブリン製剤が含まれる。