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p.58 抽出テキスト

3) 使用指針8)表1 アルブミン製剤を使用する主な病態とその推奨度高張アルブミン製剤等張アルブミン製剤使用することについての推奨強 腹水を伴う肝硬変

難治性腹水の管理(1A)大量穿刺排液後循環不全(1A)特発性細菌性腹膜炎(1A)肝硬変に伴う急性腎障害(1A)  凝固因子の補充を必要としない治療的

血漿交換療法(希釈使用)(1A)  凝固因子の補充を必要としない治療的

血漿交換療法(1A)

弱・小児の開心術

(人工心肺充填液への使用)(2B)

使用しないことについての推奨強 頭部外傷(1A/1B)  循環血液量減少性ショック(1A)

 敗血症(1B)

弱 難治性の浮腫、肺水腫を伴うネフロ―

ゼ症候群(2D)  低蛋白血症に起因する肺水腫あるいは

著明な浮腫(2B)  周術期の循環動態の安定した低アルブ

ミン血症(2C)  重症熱傷(2C)

 循環動態が不安定な体外循環(2C)  人工心肺を使用する心臓手術(2B)  くも膜下出血後の血管攣縮(2C)

不適切な使用 蛋白質源としての栄養補給(2C)

 終末期患者(2C)

使用が推奨される主な病態a) 腹水を伴う肝硬変

利尿薬併用の長期投与は腹水消失率や予後改善に有効である。大量腹水穿刺排液後の循環不全予防、特発性細菌性腹膜炎の全身循環改善、肝腎症候群の発症抑制に高張アルブミン製剤投与が強く推奨される[1A]。

b) 凝固因子の補充を必要としない治療的血漿交換療法慢性炎症性脱髄性多発根神経炎などの神経疾患[1A]やABO 不適合移植の抗体除去[1B]において、アルブミン製剤の使用が有効である。

c) 人工心肺を使用する心臓手術(小児)

人工心肺充填液として20%アルブミン製剤追加により循環動態が安定し、ICU 滞在期間および入院期間の短縮が期待される[2B]。