p.54 抽出テキスト
5) 効果の評価 輸血後16–24 時間で血小板数を測定し、CCI <5,000 なら不応を疑う。免疫性不応が疑われる場合は抗HLA 抗体検索とHLA 適合製剤使用を推奨する。 CCI は次式により算出する。CCI(/μL)=輸血血小板増加数(/μL)×体表面積(m2)÷輸血血小板総数(×1011) 6) 使用上の注意 ABO 不適合HLA 適合血小板輸血:溶血リスクは小さいが、必要時は低抗体 価製剤を選択する。 資源保全:有効期限が短く廃棄が問題となる。有効在庫を確認し、夜間・休 日分は事前協議で調整する。 3 新鮮凍結血漿 1) 製剤の使用目的 FFP は濃縮製剤が無い血漿成分の補充を目的とする。 2) 適応の現状 FFP は濃縮製剤の無い凝固因子欠乏において唯一の治療法であり、出血時において止血効果を示す。一部を除き血漿交換の置換液はFFP を用いなくても良い。 3) 使用指針5) a) 大量輸血の必要な手術・外傷 大量輸血時にはFFP をRBC と1:1、少なくとも1:2 以上の比で使用する。PT、APTT に明確なトリガー値は無い。これらの凝固検査マーカーが悪化した場合に使用を考慮する[推奨の強さ:なし]。フィブリノゲン濃度は産科領域以外の大量出血においては150mg/dL、産科領域の大量出血では200mg/dLを目安にFFP を使用することを弱く推奨する[2C]。大量出血に対する輸血では、早期からFFP を出来るだけ赤血球液と近い比率で使用することにより死亡