p.53 抽出テキスト
活動性出血頭蓋内外傷2D 2D 5 万/μL 10 万/μL右記の血小板数を維持するこ とを目標に輸血を行う 非外傷性抗血小板薬関連頭蓋内出血 (血小板10 万/μL 以上) 2B行わない予後改善のエビデンスがない早産児・超低出生体重児1B 2.5 万/μL 5 万/μL 以上での血小板輸血は 控える ITP 2C限定的活動性の出血や手術に際して 止血困難な場合に限り、IVIGやステロイドを併用して限定的に投与する。 TTP 2C避ける予防的輸血を避け、出血時のみ 最小量を慎重に投与する。 HIT 2C避ける予防的輸血は避ける。活動性出 血や出血高リスク手術時には慎重に投与する。 予防的輸血 vs. 治療的輸血:複数のランダム化比較試験において1 万/μL を下回るとWHO グレード2 以上の出血が増加する。一方、予防的輸血が致死的出血を減らす明確な証拠は得られていない。ただし、実臨床においては連休や遠隔地搬送を考慮し早めに予約輸血する運用も許容される。出血リスクに応じた調整:DIC・感染・抗凝固療法併用時はトリガーを2 万/μL、髄注・頭蓋内病変時は5 万/μL に引き上げる。 4) 投与量 日本における標準単位は10単位(約200 mL, 含有血小板数 2.0×1011個以上)であり、体重50 kg なら血小板数が約4 万/μL 上昇する。新生児・未熟児(特に早産児)では、体重換算(概ね5~10 mL/kg、または0.5~1.0×1011個/10 kg)で投与量を検討する。ただし、これらは実務的指標であり、小児一般に一律に適用するものではない。投与量は病態、出血の有無、循環動態を踏まえ個別に判断する。PLADO 試験では輸血を増やしても止血効果に差はなく、副反応のみが増加したため、多量投与は避けるべきである。