p.46 抽出テキスト
b)客観的指標に基づく判断 輸血が適正に行われているかを評価するため、C/T 比、FFP/RBC 比、ALB/RBC 比といった定量的な指標を定期的に把握・評価する。 c)過剰・過少輸血の回避 過剰な輸血は心臓への負担や副反応のリスクを増やし、逆に少なすぎると病状が悪化する可能性があるため、ガイドラインと患者の状況に応じて適切な量を検討することが重要である。 特に、血小板輸血は過剰投与を避けることを基本とする。 2)輸血管理体制と改善活動 輸血の安全性を確保するためには、医療機関全体で継続的な管理体制を構築することが重要である。 a)院内マニュアルの整備 ガイドラインに準拠した院内マニュアルを作成し、定期的に見直すことで輸血に関する知識の標準化を図る。 b)教育・研修の実施 新入職者を含むすべての職員に対し、定期的な研修を行い、最新の情報を共有する。 c)情報の共有、院内周知 輸血療法委員会の決定事項や最新の輸血関連情報、ヒヤリハット事例などをイントラネットや通知文書など多様な手段で全職員に周知する。輸血療法委員会と病院管理会議が連携し、方針決定と改善策の実行を円滑にして医療機関全体で安全かつ適正な輸血療法を推進する。 d)ヒヤリハット事例の分析 輸血に関するヒヤリハット事例を集積・分析することで、潜在的なリスクを洗い出し、再発防止策を講じる。これは、医療安全文化の醸成にもつながる。 e)院内輸血監査の実施