p.44 抽出テキスト
〈患者血液型が未確定の場合〉 O 型 3)輸血の実施体制 安全かつ効果的な輸血療法を実施するために、以下の点に注意する。 a)輸血前i)外観検査(確認)輸血前に、血液バッグの色調変化、溶血、凝集物の有無などを目視で確認す る。特に血小板製剤は、細菌混入に注意し、著しい「凝集物」がないこと、「スワーリング」について確認する。ii)一回一患者輸血用血液製剤の準備は患者ごとに行い、複数の患者の分をまとめて準備することは避ける。iii)チェック項目輸血用血液製剤の受け渡し時や輸血実施時に、患者氏名、血液型、製造番号などを二人で声に出して確認し、記録する。患者照合には、ID 番号や生年月日なども併せて確認する。iv)電子機器による確認患者のリストバンドと輸血用血液製剤を電子機器での照合することも有効である。 b)輸血中i)輸血開始直後の観察輸血は1 分間に1mL 程度の緩やかな速度で開始し、開始後5 分間はベッドサイドで観察する。不適合輸血では血管痛、胸痛、腹痛などが出現し得る。ii)輸血開始後の観察15 分経過後も再度観察し、アレルギー症状などがないか確認する。輸血開始10~15 分経過後に副反応の症状が認められなければ、輸血速度を1 分間に5mL 程度に速めてよい。その後も適宜観察を続けて早期発見に努める。 c) 輸血後