p.43 抽出テキスト
2血液型確定後ABO 同型血を輸血し、並行して不規則抗体スクリーニングおよび交差適合試験を実施する。3RhD 陰性患者RhD 陰性の血液製剤の入手を優先する。ABO 同型のRhD 陰性血の入手が困難な場合、ABO 血液型は異型であるが適合のRhD 陰性血を使用してもよい。特に女児や妊娠可能な女性にはRhD 陽性血輸血からRhD 陰性血輸血にできるだけ早く切り替える。4事由の説明と記録緊急時に交差適合試験未実施の血液や、O 型赤血球を使用した場合は、その経緯と予想される合併症を患者や家族に説明し、診療録に記録する。 iii)大量輸血時の適合血 24 時間以内に循環血液量と等量以上の輸血を行う場合、以下のように対応する。1追加輸血時の交差適合試験時間がない場合、少なくとも生理食塩液法による主試験を行い、ABO 血液型不適合輸血を避ける。2不規則抗体陽性の場合異型適合血も含めて対応する。抗原陰性血が間に合わない場合、救命を最優先し、ABO 同型血を輸血する。3救命処置大量出血時には、同型血のみでは対応できない場合があり、その際はABO異型適合血の使用も考慮する16)。 表2 緊急時の輸血 〈患者血液型が確定している場合〉 患者ABO 血液型異型であるが適合である赤血球 O 型なしA 型O 型B 型O 型AB 型A型もしくはB型を第一選択としどちら も入手できない場合にO型を選択する