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p.38 抽出テキスト

合試験を行わない。緊急時に輸血が必要になった際は、オモテ検査による輸血用血液がABO 血液型同型の血液(ABO 同型血)であることの確認、生理食塩液法(迅速法、室温)による主試験適合の確認、あるいは、コンピュータクロスマッチ(後述、P43 参照)のいずれかを行い、速やかに輸血を行う。

b)最大手術血液準備量(MSBOS)

過去の手術データに基づいて、術式ごとに適正な準備量を設定する。術式別の輸血量(T)と準備血液量(C)を調べ、両者の比(C/T)が1.5 倍以下になるような量の輸血用血液製剤を、交差適合試験を行って事前に準備する。

c)手術血液準備量計算法(SBOE)

患者ごとの術前Hb 値などを考慮し、より無駄のない輸血準備量を計算する。

6)医療機関における細菌感染への対応13)輸血後に細菌感染が疑われる場合に対応するため、医療機関は以下の手順で対応する。

a)使用済みバッグの保存

輸血に使用したすべての使用済みバッグは、中身が残った状態で清潔に適切な条件で保存しておくことが望ましい(冷凍は不可)。副反応発生時には原因となる輸血用血液製剤の確保と回収が必要になるが、それを円滑に行うには輸血に関わる全職員の理解と協力が必要である。なお、細菌感染症の発症がなければ、数日後に廃棄しても差し支えない。

b)受血者の血液培養と情報提供i)血液培養

輸血後に細菌感染症を発症した患者については、血液培養を行い、原因菌の特定に努める。ii)情報提供

検査結果や健康情報を日本赤十字社血液センターに提供し、調査に協力する。この際、保管していた使用済みバッグをすべて提供する必要がある。iii)感染性副反応報告

公衆衛生上の観点から必要と認められる場合は、厚生労働省(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)へ感染性副反応の報告を行う。