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p.33 抽出テキスト

輸血用血液製剤の発注と在庫管理は輸血部門が24 時間、一括して行う。輸血用血液製剤の管理台帳を作成するか、納入伝票、返品伝票、患者ごとの使用伝票を適切に保管する。輸血管理システムを用いて電子的に記録しておくことも可能である。記録類は少なくとも20 年間保管する4)。

d)小規模医療機関における輸血用血液製剤の保管

小規模医療機関においては、輸血療法委員会や輸血部門が設置されていない場合でも、本ガイドを遵守し輸血用血液製剤は適切な温度の管理が可能な保冷庫または保管器具にて保管すべきである。ATR は温度記録が行われるため、赤血球製剤の保管や搬送に有用である。なお、家庭用冷蔵庫は赤血球製剤の保管には適さない5)。

2) 実施体制の在り方a)温度管理と保守点検

保冷庫や保管器具の温度管理は、輸血用血液製剤の品質を保つうえで最も重要な管理項目の一つである。自記温度記録計は毎日点検し、記録(電子的な方法でも可)し保存する。さらに、保守点検は少なくとも月に一回は実施し、温度計測や警報装置の作動確認を行う。保冷庫や保管器具等に異常が発見された場合には、直ちに製造元等へ連絡し、迅速に対応する。

b)輸血用血液製剤の(受領)搬入

日本赤十字社血液センターから搬入される製剤は、納品伝票に基づき、施設名・製剤種類・製造番号・有効期限を確認し、輸血用血液製剤の本体と照合する。また、輸血用血液製剤の外観に異常がないことを確認後に受領し、輸血管理システムに直ちに登録することが望ましい。一度医療機関が受領した輸血用血液製剤は日本赤十字社血液センターへの返品は原則できない。

c)輸血用血液製剤の依頼

輸血用血液製剤の依頼は、オーダリングシステムまたは依頼伝票に基づいて輸血部門へ申し込む。依頼する場合には、診療科(病棟)名、患者情報(ID 番号、姓名、性別、生年月日、年齢等)、輸血用血液製剤の使用年月日時ならびに名称、数量および血液型(ABO、RhD 血液型)、不規則抗体の有無等を入