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p.26 抽出テキスト

している。スクリーニングしていない感染症は依然として存在しており、新興・再興感染症に関しては常に注意を払う必要がある。

細菌感染症に関しては、献血時の問診の強化、皮膚消毒方法の改善、初流血除去、保存前白血球除去、血小板製剤の細菌スクリーニング検査の導入および外観確認などの対策はとられている。赤血球製剤についてはかつてYersinia Enterocolitica の感染による死亡例があり、赤血球製剤の有効期間が42 日間から21 日間に短縮されたが、現在は28 日間となっている。自己血採血でも起こりうる感染症のため、セグメントとバッグの色の違いを確認するなどの外観確認も必要である。血小板製剤に関しては常温振盪保存という保存方法であるが故に、現在でも死亡例を含む細菌汚染の問題は解決していない。上記の対策はとられているものの、問診時の献血者の選別や、スワーリングの消失・凝集物の存在などの外観確認には限界があり、細菌スクリーニング検査導入によるより安全な血小板製剤の供給が開始された。海外の一部の国・地域では病原体低減化技術も導入されている。

表1 機械的溶血など

原因詳細対策加温装置の故障加熱された血液:成人の急速大

量輸血、新生児の交換輸血、小児の急速輸血、心肺バイパス復温期の輸血、重症寒冷凝集素症の患者への輸血時など赤血球は50°Cくらいで溶血す

るが22)、安全性の観点から37°Cを超えないように留意。

保管時の温度上昇または過冷却適切な温度での保管他薬剤との混注ブドウ糖溶液との混注

ガンマグロブリン製剤中のIgG型抗A・抗B 抗体(機械的な溶血ではない)など生理食塩水液以外の薬剤との

混注禁止

細菌汚染

表2 電解質異常・低体温・アシドーシス

種別詳細原因・対策電解質異常高カリウム血症貯蔵中に赤血球からカリウムが漏出し、特

に新生児・大量輸血時にリスクとなる。放