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と総称される。国際輸血学会では、患者に被害のないNear Miss もAdverse Eventに含める。副反応は発生機序や時期により分類されるが、近年は「溶血性反応(急性・遅発性)」「非溶血性反応」「感染症」に分けて考えるのが主流である19)。 1) 溶血性反応 a) 急性溶血性輸血反応(AHTR) AHTR のほとんどはABO 不適合輸血であるが、まれにLewis やKidd 血液型の抗体などでも認められることがある。ABO 不適合輸血の場合、輸血された赤血球と患者の抗体の反応により補体の活性化、血管内溶血、サイトカインの過剰産生、血管透過性の亢進、DIC を呈し、血圧低下や腎機能不全をきたす。症状としては輸血開始後数分で刺入部に沿った血管痛、不快感、胸痛、腹痛、腰背部痛、嘔気、発熱・悪寒、呼吸困難などが起き、赤褐色尿(ヘモグロビン尿)を呈し、血圧低下をきたしショック状態に陥る。このような症状が出現した際には輸血を直ちに中止し、留置針はそのまま残し接続部で新しい輸液セットに交換して、生理食塩水液次いで乳酸リンゲル液などを急速に輸液し、血圧維持と利尿につとめる。直ちに集中治療室での処置や透析が必要になる場合もあるので、患者の処置を優先しながら、患者から採血し溶血の程度を確かめ、ABO 血液型の再検査、血液製剤のABO 血液型の確認を行う。予防として、施設ごとに輸血実施手順書を作成しそれに従って輸血を実施する。従来、スタッフ2名によるダブルチェックによる輸血実施直前照合が行われてきたが、現在では製剤のバーコードと患者リストバンドを利用した電子照合が広く普及している。 b) 遅発性溶血性輸血反応(DHTR) 輸血後24 時間から数週間で起きる二次免疫反応による血管外溶血でおよそ2500 回の輸血に1 回の頻度で発生する20)。発熱、貧血(Hb 値低下)、LDH 上昇、間接ビリルビン上昇などを認める。重症例では、黄疸、赤褐色尿(ヘモグロビン尿)を認めることもあるが比較的まれである。過去の輸血や妊娠により感作された患者が、対応抗原陽性の赤血球を輸血されると抗原刺激により抗体(IgG)が産生されることで、輸血赤血球が遅発性に溶血する。典型例では直接抗グロブリン試験(DAT)が陽性となるが、輸血した赤血球がすでに破壊されている場合、DAT 陰性となるので結果の解釈には注意を要する。不規則抗体の再検査で新規抗体が認められれば、再感作により産生された原因抗体である可能性がき