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2) 輸血用血液製剤の種類と保管方法

献血には、全血献血と成分献血があるが、採血種別により製造される製剤の種類が異なっている。全血採血にて採取された血液からは、赤血球製剤、血漿製剤と血漿分画製剤用原料血漿が製造される。成分採血にて採取された血液からは、血小板製剤、血漿製剤と血漿分画製剤用原料血漿が製造されている(図2)。

図2 輸血用血液製剤の種類と製造プロセス

a) 赤血球製剤

赤血球製剤には、赤血球液に加え、洗浄赤血球液、解凍赤血球液、合成血液、凍結赤血球がある。製剤によって異なるが、放射線照射済製剤と未照射製剤があり、各々用途に応じて使用されている。未照射製剤を使用する場合は必ず院内にて照射を行う必要がある。

主に使用される照射赤血球液-LR「日赤」2 単位製剤は、全血採血により採取された400 mL の血液に対し、血液保存液(CPD 液)を56 mL 混合し、白血球および血漿の大部分を除去した赤血球層に赤血球保存用添加液(MAP 液)約 92 mL を加え、放射線を照射して調製したものである。なお、1 単位製剤は血液200 mL に由来する。2~6°Cで保管し、有効期間は採血後28 日間である。

b) 血小板製剤

血小板製剤には、照射濃厚血小板、照射濃厚血小板HLA、照射洗浄血小板、照射洗浄血小板HLA があり、単位数は製剤によっても異なるが、5 単位、10 単位、15 単位、20 単位製剤がある。

主に使用される照射濃厚血小板-LRBS「日赤」は、成分採血により白血球の大部分を除去して採取され、血漿に浮遊した血小板に放射線を照射した製剤であ