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5) WHO guidelines for the pharmacological and radiotherapeutic management of cancer pain in adults and adolescents. Geneva:World Health Organization;2018. https://www.who.int/ncds/management/palliative—care/cancer—pain—guidelines/en/(2019 年 11 月10 日閲覧) [CQ8,9]委員会では,弱オピオイド(コデイン,トラマドール)は軽度の痛みのあるがん患者に限定して使用し,高度の痛みには,強オピオイドをまず投与することと結論した。弱オピオイド(コデイン,トラマドール)間でのオピオイドの変更は行うことはないという意見が多数であった。[CQ1,2,10,26,27]有害作用のため,オピオイドを増量できない例として,1強オピオイドで痛みが緩和されているが,有害作用の眠気のため生活に支障がある,2定時投与している強オピオイドを増量しても,痛みは緩和されず,有害作用の悪心のため苦痛がかえって強くなる,3定時投与している強オピオイドを増量すると,痛みは緩和されるが,便秘が難治性となる状況が想定される。[CQ11]委員会では,ブプレノルフィンを投与する患者について議論した。投与している委員はごく少数であったが,高度の腎機能障害があるとき,他の強オピオイドが有害作用のため投与できないとき投与する,また麻薬指定されていないため,管理上の利点があるという意見もあった。しかし,使用経験が十分ではない委員が多数であったため,ブプレノルフィンが適した患者について結論できなかった。ブプレノルフィン坐剤,貼付剤は用量調整がしにくいこと,突出痛に対するレスキュー薬をどの薬にするのか選択できないことから,安定したがん疼痛のある患者にしか投与できないと結論した。[CQ12]化学療法による末梢神経障害(chemotherapy induced peripheral neuropathy; CIPN)は,治療関連痛でがん疼痛ではない。委員会で議論し,CIPN に対するガイドラインが存在することから,本ガイドラインでは対象とはしなかった。[CQ13]ガバペンチノイド(Ca2+チャネルα2δリガンド)は,その他の抗痙攣薬とは区別して記載することとした。現在本邦で投与できるガバペンチノイドは,ガバペンチン,プレガバリン,ミロガバリンである(2019 年11 月10 日現在)。ガバペンチノイド以外の抗痙攣薬(バルプロ酸,カルバマゼピン,クロナゼパム,フェニトイン)は,がん疼痛以外の慢性痛に対して主に投与されており,がん疼痛の鎮痛補助薬としては,ガバペンチノイドを,抗痙攣薬よりも優先して投与している委員が多かった。[CQ14]委員会では,鎮痛補助薬としてリドカイン投与(単回や持続投与)を行っている委員が複数あり,なかにはまず単回投与で鎮痛効果を確認したうえで投与しているという意見があった。一方で,単回投与では,継続投与の効果を予測できないという意見もあった。また,リドカイン以外の抗不整脈薬を投与している委員はいなIII章推奨