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p.145 抽出テキスト

解 説本臨床疑問に関する臨床研究としては,ランダム化比較試験が9 件ある。▋がん疼痛の緩和オピオイドが投与されているがん患者の神経障害性疼痛(5 件),骨転移(1 件)が対象であった。デュロキセチン(1 件),アミトリプチリン(5 件),イミプラミン(2 件),フルボキサミン(1 件)が投与されていた(重複あり)。デュロキセチン(オピオイド,プレガバリンを併用)は,プラセボと差がなかった(1 件)。アミトリプチリンはプラセボより鎮痛効果がある(3 件),なし(1 件),ガバペンチンと差がない(1 件)とする研究があった。イミプラミンは,プラセボやコデインより鎮痛効果がなく(1 件),プレガバリンとの併用でより鎮痛効果があった(1 件)。フルボキサミンはオピオイドの併用でより鎮痛効果があった(1 件)。▋QOL,有害作用QOL を評価した研究(3 件)では,介入群とコントロール群に差がなかった(Spitzer’s quality of life, mood and sleep を評価:1 件,General Condition, Daily activity, Emotion, Sleeping を評価:2 件,EORTC QLQ‒C15‒PAL を評価:1 件)。有害作用が評価された研究(9 件)では,デュロキセチンで眠気,めまい,悪心を,アミトリプチリンで倦怠感,口渇,便秘,眠気,混乱を,フルボキサミンで便秘を多く認めた。▋バイアスリスクランダム化の方法の記載なし(5 件),割り付けの隠蔽(コンシールメント)の方法の記載なし(8 件),参加者と医療者の盲検化なし(オープンラベル試験:3 件),医療者の盲検化なし(1 件),アウトカム測定者の盲検化なし(試験薬がわかるなど:6 件),ITT 解析非実施(5 件),アウトカム不完全報告(脱落率5~20%:2 件, 20%>:2 件,不明:1 件),その他のバイアス(単施設研究:7 件)を認めた。

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これまでの研究では,がん疼痛(神経障害性疼痛,骨転移による痛み)に対して,オピオイドに加えて,抗うつ薬を投与すると鎮痛効果が強まった。有害作用はプラ

CQがん疼痛のある患者に対して,オピオイドに加えて,抗うつ薬の投与は推奨されるか?

オピオイドが投与されているにもかかわらず,適切な鎮痛効果が得られていない,がん疼痛(神経障害性疼痛,骨転移による痛み)のある患者に対して,鎮痛補助薬として抗うつ薬の併用を条件付きで推奨する。

(弱い推奨,弱い根拠に基づく)オピオイドを増量しても,十分な鎮痛効果が得られない,または有害作用

のため,オピオイドを増量できないとき。

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推 奨

2C条 件