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III章推奨 悪性腸腰筋症候群による痛みのある患者に対して、神経ブロックは、薬物療法に比較して痛みを緩和するか? 悪性腸腰筋症候群による痛みのある患者に対して、神経ブロックは、薬物療法に比較して痛みを緩和する可能性がある。悪性腸腰筋症候群による痛みのある患者に対して、神経ブロックを行う。 (弱い推奨、とても低いエビデンスレベル) 本臨床疑問に関する臨床研究としては、無作為化比較試験や前後比較試験はなく、少数の後ろ向き研究や症例報告しかない。Agarらによる症例報告およびレビューでは、持続硬膜外ブロックが有効であった症例が報告されている。しかし、薬物療法との比較は行われていない。 ** 以上より、確実な知見ではないが、悪性腸腰筋症候群による痛みのある患者に対して、神経ブロックは、痛みを緩和する可能性があると考える。したがって、本ガイドラインでは、専門家の合意として、悪性腸腰筋症候群による痛みのある患者に対して、神経ブロックによる疼痛治療が可能か、専門家に相談することを推奨する。神経ブロックとしては、持続硬膜外ブロックや神経根ブロックがある。 既存のガイドラインでは、悪性腸腰筋症候群による痛みに対する記述はみられない。 (松田陽一、池永昌之) 2C 解 説 既存のガイドラインとの整合性 臨床疑問61 推 奨 【参考文献】 1)Agar M, Broadbent A, Chye R. The management of malignant psoas syndrome: case reports and literature review. J Pain Symptom Manage 2004; 28: 282-93 2)Ampil FL, Lall C, Datta R. Palliative management of metastatic tumors involving the psoas muscle: case reports and review of the literature. Am J Clin Oncol 2001; 24: 313-4