p.230 抽出テキスト
悪性腸腰筋症候群による痛みのあるがん患者に対して、行うべき評価は何か?悪性腸腰筋症候群による痛みのあるがん患者に対して、非オピオイド鎮痛薬・オピオイドによる疼痛治療は、プラセボに比較して痛みを緩和するか?悪性腸腰筋症候群による痛みのあるがん患者に対して、筋弛緩薬は、プラセボに比較して痛みを緩和するか?悪性腸腰筋症候群による痛みのあるがん患者に対して、神経ブロックは、薬物療法に比較して痛みを緩和するか? 痛みの原因の評価と痛みの評価を行う。悪性腸腰筋症候群による痛みのある患者に対して、非オピオイド鎮痛薬・オピオイドによる疼痛治療を行う(P104,III-1共通する疼痛治療の項参照)。1B (強い推奨、低いエビデンスレベル)悪性腸腰筋症候群による痛みのある患者に対して、筋弛緩薬を投与する。2C (弱い推奨、とても低いエビデンスレベル)悪性腸腰筋症候群による痛みのある患者に対して、神経ブロックを行う。 (弱い推奨、とても低いエビデンスレベル) ● 悪性腸腰筋症候群*による痛みに対する有効な治療は何か? 関連する臨床疑問 推 奨 58 59 60 61 58 59 60 61悪性腸腰筋症候群による痛み6 (腸腰筋へのがんの浸潤・転移に伴って起こる鼠径部・大腿・膝の痛み) 2C *:悪性腸腰筋症候群腸腰筋内の悪性疾患の存在により起こる鼠径部・大腿・膝の痛み。身体所見として、患側の第1 ~4 腰椎神経領域の神経障害、腸腰筋の攣縮を示唆する股関節屈曲固定がみられる。P21参照。 ●フローチャート ●鎮痛補助薬●筋弛緩薬 ●神経ブロック± ●非オピオイド鎮痛薬・オピオイド(P104,III-1共通する疼痛治療の項参照) ●原因に応じた対応 ●痛みの包括的評価(痛みの原因の評価、痛みの評価) 痛みの原因の評価と痛みの評価を行い、原因に応じた対応を行う。疼痛治療としては、非オピオイド鎮痛薬・オピオイドを投与する。神経障害性疼痛が認められる場合などには鎮痛補助薬の使用を検討する。腸腰筋の攣縮がみられる場合は、筋弛緩薬を使用する。神経ブロックの適応について、専門家に相談する。