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page 223

p.223 抽出テキスト

III章推奨

胸部の痛みのあるがん患者に対して、行うべき評価は何か?

痛みの原因の評価と痛みの評価を行う(P24,II-2 痛みの包括的評価の項参照)。

解 説1)痛みの原因を身体所見や画像検査から評価する痛みの原因として、がんによる痛み以外の可能性も含めて検討する。身体所見、画像検査(単純X 線、CT、MRI、骨シンチグラフィ、超音波など)から、原因となる病態の評価を行う。特に脊髄圧迫症候群を来す病変があるかどうかに注意する。

2)痛みの評価を行う痛みの日常生活への影響、痛みのパターン(持続痛か突出痛か)、痛みの強さ、痛みの部位、痛みの経過、痛みの性状、痛みの増悪因子と軽快因子、現在行っている治療の反応、および、レスキュー・ドーズの効果と副作用について評価する。特に体性痛(骨転移、皮膚転移など)か、内臓痛(胸膜浸潤、胸水など)か神経性障害性疼痛かを評価する。がん疼痛以外の原因(心疾患、肺塞栓、帯状疱疹、胸膜炎、気胸、胃十二指腸潰瘍など)が考えられる場合には原因の治療を検討する。

臨床疑問52

推 奨

胸部の痛みのあるがん患者に対して、非オピオイド鎮痛薬・オピオイドによる疼痛治療は、プラセボに比較して痛みを緩和するか?

胸部の痛みのあるがん患者に対して、非オピオイド鎮痛薬・オピオイドによる疼痛治療は、プラセボに比較して痛みを緩和する。胸部の痛みのあるがん患者に対して、非オピオイド鎮痛薬・オピオイドによる疼痛治療を行う。1B (強い推奨、低いエビデンスレベル)

本臨床疑問に対する無作為化比較試験、前後比較研究はない。胸部の痛みを含むがん疼痛に対するWHO方式がん疼痛治療法の有用性を示した複数の観察研究がある(P31,II-3 WHO方式がん疼痛治療法の項参照)。

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以上より、胸部の痛みに対して、非オピオイド鎮痛薬・オピオイドによる疼痛治療は、プラセボに比較して痛みを緩和すると考えられる。したがって、本ガイドラインでは、胸部の痛みに対して、非オピオイド鎮痛薬・オピオイドによる疼痛治療を行うことを推奨する。

解 説

臨床疑問53

推 奨