GL検索 v0.1.0
画像は 5 ページを描画したものです
page 5

p.5 抽出テキスト

日本循環器学会代表理事

小室一成

この度「腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドライン2018」が日本腎臓学会,日本医学放射線学会,日本循環器学会の3 学会共同で作成されました.本ガイドラインの目標は,造影剤を使用することによって起こる腎障害の発症を予防し,安全に検査を実施可能とすることであり,そのために患者の腎機能評価法の標準化と造影剤使用の適正化を目的としたものです.造影剤を用いた画像検査は循環器疾患の診断において無くてはならないものでありますが,一方で造影剤による腎障害は循環器医の頭を常に悩ますものです.前回2012 年に発刊された本ガイドラインは大変好評であり,多くの循環器医が座右に置いて診療してきました.2012 年の発刊後,欧州泌尿生殖器放射線学会,米国放射線医学会がガイドラインを出版し,わが国からも急性腎障害診療ガイドラインが上梓されました.そのような状況の下,国内外の関連するガイドラインを考慮しながらも,多くの新しいエビデンスを盛り込んで,本ガイドライン2018 が作成されました.近年,多くの学会がガイドラインを作成していますが,時にガイドラインによって違いがあり,診療する際に困ることがあります.本ガイドラインは,前回同様,造影剤腎障害に深くかかわる3 学会が共同で作成しました.またMinds の推奨するクリニカルクエスチョンに基づいた記載になっており,実地診療に活かしやすくなっています.さらに改良された本ガイドラインが多くの先生方の診療のお役に立つことを心より祈念しています.