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CQ3—7 NSAIDs 継続内服はCIN 発症のリスクを増加させるか? ▶回答 NSAIDs はCIN 発症のリスクを増加させるため,使用は推奨しない. 背 景 NSAIDs はシクロオキシゲナーゼ(cyclooxygenase:COX)の抑制により腎内のプロスタグランジンの産生を減少させ,腎血流を減少させるため,腎機能の低下をきたす可能性がある. 解 説 CQ3—7 NSAIDs の使用によりCIN のリスクが上昇することが示されている9,25).経静脈的造影CT を対象とした42 報告18,790 例を解析したメタ解析では,4.96%にCIN を発症し,CIN 発症に対するNSAIDs 服用のOR は2.32,95%CI 1.04~5.19 であった9).造影剤を使用する前後24 時間はNSAIDs の使用を中止することが推奨される26,27). CQ3—8 ビグアナイドの使用は乳酸アシドーシスのリスクを増加させるか? ▶回答 ヨード造影剤の投与により一過性に腎機能が低下した場合,乳酸アシドーシスを発症するリスクとなる.ヨード造影剤を投与する場合には,CIN のリスクを考慮したうえで緊急検査時を除きビグアナイド系糖尿病薬を一時的に休薬するなど,適切な処置を行うことを推奨する. 背 景 ビグアナイド系糖尿病薬による最も重篤な副作用に乳酸アシドーシスがある.ヨード造影剤の投与により一過性に腎機能が低下した場合,ビグアナイド系糖尿病薬の腎排泄が減少し,乳酸の血中濃度が上昇することで,乳酸アシドーシスを起こす危険性があると考えられている. 解 説 CQ3—8 乳酸アシドーシスはビグアナイド系糖尿病薬による最も重篤な副作用であり,発症することはきわめてまれではあるものの,いったん発症すると予後は不良であり,致死率も高い.乳酸アシドーシスをきたしやすい病態に,腎機能障害(理由:未変化体のまま腎排泄されるため,腎機能が低下すると血中濃度も高くなる可能性がある),肝機能障害(理由:肝における乳酸の代謝能が低下する),そのほかに心不全や心筋梗塞,呼吸不全(理由:低酸素血症を伴いやすく,嫌気的解糖が亢進し,乳酸産生が増加する)などが知られている.その障害程度に応じ,わが国ではビグアナイド系糖尿病薬の投薬は禁忌とされており,現在のところ,適応を遵守すれば乳酸アシドーシスをきたす可能性はきわめて低いとされる. エビデンスレベルII推奨グレードC2 エビデンスレベルV推奨グレードC2