p.24 抽出テキスト
CQ3—1 CKD 患者ではCIN 発症のリスクが増加するか? ▶回答 CKD(eGFR<60 mL/min/1.73 m2)はCIN 発症のリスクファクターである.ただし,造影剤の投与経路や患者の病態によってリスクは異なる(参照3~6 章). CQ3—2 加齢はCIN 発症のリスクを増加させるか? ▶回答 加齢はCIN 発症のリスクファクターである. CQ3—3 糖尿病はCIN 発症のリスクを増加させるか? ▶回答 CKD(eGFR<60 mL/min/1.73 m2)を伴う糖尿病はCIN 発症のリスクファクターであるが, CKD を伴わない糖尿病がCIN 発症のリスクファクターであるかどうかは明らかではない. 背 景 臨床の場では,造影剤投与前にCIN の発症リスクを予測することが求められている.これまで多くのガイドラインにおいてCIN 発症のリスクファクターがとりあげられている.その主なものとして,SCr 値の上昇,糖尿病性腎症,脱水,うっ血性心不全,高齢,腎毒性物質(NSAIDs など)があげられている.各国の造影剤使用に関するガイドラインでの腎機能,加齢,糖尿病の取り扱いを表1 に示した.また本ガイドラインで用いているCKD は蛋白尿の有無にかかわらず腎機能低下を意味している. エビデンスレベルIVa 推奨グレード 該当せず エビデンスレベルIVa 推奨グレード 該当せず エビデンスレベルIVa 推奨グレード 該当せず リスク・患者評価3