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p.2 抽出テキスト

造影剤腎症の診断

ヨード造影剤投与後,72 時間以内に血清クレアチニン(SCr)値が前値より0.5 mg/dL 以上または25%以上増加した場合に造影剤腎症と診断する.急性腎障害(acute kidney injury:AKI)の診断基準を用いることもある.・ 造影前にできるだけ直近のSCr 値を用いて腎機能を評価する.・ 検査前の腎機能評価はeGFR で行うが,造影剤腎症の診断はSCr 値の変化で評価する.

リスク・患者評価

CQ回答エビデンス

レベル推奨グレード

CKD CIN 発症のリスクファクターであるIVa該当せず加齢CIN 発症のリスクファクターであるIVa該当せず糖尿病CKD を伴う場合はリスクファクターであるが,伴わない場合はリスクファクターか明らかではないIVa該当せずRAS 阻害薬使用リスクを増加させるエビデンスは明らかではないII該当せず利尿薬使用継続リスクを増加させるかは明らかではないII該当せず予防的利尿薬使用使用を推奨しないII C2 NSAIDs使用を推奨しないII C2ビグアナイド系糖尿病薬一時的に休薬するなど,適切な処置を行うことを推奨V C2 CIN を発症したCKD 患者の予後CIN を発症したCKD 患者の予後は不良IVa該当せず腹膜透析患者残存腎機能低下のリスクとなる可能性があるIVa該当せずリスクスコア使用を推奨するのは適当ではないIVa該当せず片腎CIN 発症リスクを増加させるというエビデンスは明らかではないIVa(C) B(なし)

造影剤の種類

CQ回答エビデンス

レベル推奨グレード

等浸透圧造影剤と低浸透圧造影剤CIN の発症頻度に差はみられないI(A)該当せず(なし)低浸透圧造影剤間の相違CIN 発症頻度の差はないII(C)該当せず(なし)経動脈投与と経静脈投与経動脈投与は経静脈投与と比較してCIN 発症率が高い傾向IVa(C)該当せず(なし)

経動脈的造影剤投与による検査・治療

CQ回答エビデンス

レベル推奨グレード

CKD CIN 発症のリスクファクターであるeGFR<60 mL/min/1.73 m2の場合,予防策を講ずることを推奨I A造影剤投与量必要最小限とすることを推奨II A短期間反復検査推奨しないVI C2 PCI PCI の治療自体がCKD の予後を悪化させるというエビデンスはないI A CINとコレステロール塞栓症の鑑別症状と検査所見により通常は鑑別可能IVb該当せずCINを発症した患者の心血管イベントCIN を発症した患者の心血管イベント発生率は高いIVa該当せずTAVR によるCIN・AKIの発症CKD 患者はTAVR(経カテーテル的大動脈弁置換術)によるAKI 発症リスクが増加IVa(C)該当せず(なし)